春一番 [Race Photo]
年に一度の長距離祭り。
寒の戻りで、空気の冷たい園田競馬場。
笠松・金沢から3騎を迎え、スタミナ自慢の10騎が2400mに覇を競いました。
51回目を迎えた六甲盃、1人気は生え抜きの雄・ホクセツサンデーでした。
56kgに戻って昨年8月の摂津盃以来の重賞制覇を目指します。
2人気は昨年の覇者・エリモアラルマ、3人気は新春賞連覇のニシノイーグル、4人気に笠松・ドリームマジシャンで、5人気に昨夏からオール3着以内、堅実無比のハルイチバンとなりました。
レースはハルイチバンがハナ、ホクセツサンデーが2番手、エイシンナナツボシが3番手で1周目1角へ入り、その後2・3・4角、2周目に入り1・2・3・4角と隊列が変わることなく直線へ。
ここまでマイペースできて貯金タップリ、グングン脚を伸ばしていく逃げ馬に後続はなすすべもなく、一度も先頭を譲ることなくハルイチバンが先頭でゴール板を駆け抜けました。
父スタチューオブリバティは聞きなれませんが、
その父Storm Catは北米リーディングサイアーにも輝く大種牡馬。
4代母は桜花賞馬・ブロケードだったりします。
そしてブルードメアがトーヨーレインボーなのが渋すぎます。
直仔で登録された仔が4頭、その内牝馬なのはハルイチバンの母・ジーエスレインボーだけ。
そのジーエスレインボーには現在4頭の仔がおり、ハルイチバンはその3番仔にあたるようです。
大井にいるシンゼンレインボーが全兄です。
どうもこの2頭だけが現役競走馬のようで血統的には大変珍しい状況ですね。
トーヨーレインボー自身はタイキシャトルの勝った97年のマイルCSなどで3着しているので、覚えておられる方も多いかと思います。
たとえ母父にでもマイナー種牡馬の名前がでてくるとなんとなく嬉しくなるもんですね。
それが現役時を知る馬ならなおさらで・・・・・こういうのが競馬の楽しみやなぁとシミジミ思う私です。
しかしながら、またしても代打満塁ホームランの永島騎手。
昨年の姫山菊花賞でのダイナミックグロウといい、園田金盃(2011年)のホクセツサンデーといい、渋い活躍であります。
最終的に1人気に推されたホクセツサンデー。
かく言う私も、今日はホクセツサンデーに期待しておりましたが、4馬身離された2着でした。
逃げ馬が楽なのは判っていても、ニシノイーグル・エリモアラルマ(結果的に前めでの競馬をしましたが・・・)などが末脚勝負なのも判っているだけに、仕掛けどころの難しいレースだったかもしれませんね。
なんだかんだで勝ち馬は、出走馬中2番目となる上がり3F38秒7でまとめており、単に「長距離で人気薄の逃げ馬」とは言い切れない気がしてます。
大部分の人が、「願ったり叶ったりで逃げる事ができても捉まる」と考えてた証が5人気でしょうから、思っている以上に長距離適性が高かったんですね。
ハルイチバン号関係者並びに、この馬のファンの皆様、初重賞おめでとうございました。
厳しい寒さの競馬場に、春を告げる一陣の風が駆け抜けていった六甲盃でした。
寒の戻りで、空気の冷たい園田競馬場。
笠松・金沢から3騎を迎え、スタミナ自慢の10騎が2400mに覇を競いました。
51回目を迎えた六甲盃、1人気は生え抜きの雄・ホクセツサンデーでした。
56kgに戻って昨年8月の摂津盃以来の重賞制覇を目指します。
2人気は昨年の覇者・エリモアラルマ、3人気は新春賞連覇のニシノイーグル、4人気に笠松・ドリームマジシャンで、5人気に昨夏からオール3着以内、堅実無比のハルイチバンとなりました。
レースはハルイチバンがハナ、ホクセツサンデーが2番手、エイシンナナツボシが3番手で1周目1角へ入り、その後2・3・4角、2周目に入り1・2・3・4角と隊列が変わることなく直線へ。
ここまでマイペースできて貯金タップリ、グングン脚を伸ばしていく逃げ馬に後続はなすすべもなく、一度も先頭を譲ることなくハルイチバンが先頭でゴール板を駆け抜けました。
ハルイチバン 父スタチューオブリバティ 母ジーエスレインボー 母の父トーヨーレインボー
父スタチューオブリバティは聞きなれませんが、
その父Storm Catは北米リーディングサイアーにも輝く大種牡馬。
4代母は桜花賞馬・ブロケードだったりします。
そしてブルードメアがトーヨーレインボーなのが渋すぎます。
直仔で登録された仔が4頭、その内牝馬なのはハルイチバンの母・ジーエスレインボーだけ。
そのジーエスレインボーには現在4頭の仔がおり、ハルイチバンはその3番仔にあたるようです。
大井にいるシンゼンレインボーが全兄です。
どうもこの2頭だけが現役競走馬のようで血統的には大変珍しい状況ですね。
トーヨーレインボー自身はタイキシャトルの勝った97年のマイルCSなどで3着しているので、覚えておられる方も多いかと思います。
たとえ母父にでもマイナー種牡馬の名前がでてくるとなんとなく嬉しくなるもんですね。
それが現役時を知る馬ならなおさらで・・・・・こういうのが競馬の楽しみやなぁとシミジミ思う私です。
しかしながら、またしても代打満塁ホームランの永島騎手。
昨年の姫山菊花賞でのダイナミックグロウといい、園田金盃(2011年)のホクセツサンデーといい、渋い活躍であります。
最終的に1人気に推されたホクセツサンデー。
かく言う私も、今日はホクセツサンデーに期待しておりましたが、4馬身離された2着でした。
逃げ馬が楽なのは判っていても、ニシノイーグル・エリモアラルマ(結果的に前めでの競馬をしましたが・・・)などが末脚勝負なのも判っているだけに、仕掛けどころの難しいレースだったかもしれませんね。
なんだかんだで勝ち馬は、出走馬中2番目となる上がり3F38秒7でまとめており、単に「長距離で人気薄の逃げ馬」とは言い切れない気がしてます。
大部分の人が、「願ったり叶ったりで逃げる事ができても捉まる」と考えてた証が5人気でしょうから、思っている以上に長距離適性が高かったんですね。
ハルイチバン号関係者並びに、この馬のファンの皆様、初重賞おめでとうございました。
厳しい寒さの競馬場に、春を告げる一陣の風が駆け抜けていった六甲盃でした。
2014-03-07 00:10
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コメント(4)
う~ん・・・・
今回は斤量的にもイケるんじゃないかと思ってたんだけどな~(sknプレイスでの解説会では、サンデーがずいぶんスブくなっているという話しでしたが)
それにしても、仕事人永島騎手、冴え渡ってますね~ (最初の写真は 「ここがゴール!」 でしょうか。
なんとも誇らしげな表情がステキです♥
でも、初めて観る2400はとても楽しかったです!
当然ですが、いつもと全然違いますね。
あと、私的にはひどい大失敗が・・・・・
これについては後日、自分のブログに書きます。
ボケもここまで来たかと、ちょっと落ち込んでおります(>_<)
by ルン (2014-03-07 02:03)
ハルイチ・・・・・・遂にやってくれましたT▽T/
ご存知のとおり、大ファンです。
レースを観て号泣、そしてsonodayaさんのお写真拝見して号泣、そしてそして「この馬のファンの皆様」という記述にまたまた涙腺が緩んでおります。
今までのレースを観ていて、正直2400がどうなのかは蓋を開けてみるまでわからないなと思っていました。
でも、一発あるとしたら、この距離しかないんじゃないか、とも思っていました。
もちろん単複持っていました。
でも、的中した事よりも、ハルイチがらしさ満開にして園田に春を告げてくれた事、これが何よりもうれしかった・・・・・・
sonodayaさん書いていらっしゃるように、内容としては決してフロックではないまとめ方です。
ただの人気薄の逃げ馬、でもありません。
さあ重賞ウイナーとなって、次はどこを目指してゆくのかな。
ハルイチのファンとして、園田競馬のファンとして、これからの動向を楽しみにすると同時、ますますの活躍を祈ります。
印象深い名前と脚質で、スターホースになりますね、きっと。
by COBRIDER (2014-03-07 11:03)
> ルンさま
いつもありがとうございます。
昨日はお疲れさまでした。
ブログ読ませていただきました。
ハルイチバンの単勝、900円でしたのに・・・・・惜しかったですねー。
パドックで「アルドラゴンのジャンバー」だの「勝負服」だの、話しかけたからかもしれませんね、すみません。
まさに「勝馬投票券の御購入はお早めに・・・」ですね。
by sonodaya (2014-03-07 19:37)
> COBRIDERさま
いつもありがとうございます。
ファンの方には嬉しい初重賞になりましたね、おめでとうございます。
さて、これからどこへ行きますかね。
2400mはコレ1回なので、長距離求めて他地区でしょうか?それとも兵庫大賞典あたりを目標にするのでしょうか?
コレで賞金的にもイロイロ出走しやすくなったと思いますので、ハルイチバン特性にあったレースで、さらなる活躍を期待したいですね。
モズオーロラも帰ってきたようですし、エーシンクリアーとか含めて、この世代にはがんばって欲しいですね。
by sonodaya (2014-03-07 19:48)