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Super Jockey's Trial 2013 [Race Photo]

スーパージョッキーズトライアル2013 セカンドステージが行われました。



SuperJockysTrial02.jpg



なんかねぇ・・・秋が無かったっすよ。

この前、園田に行ったんが9日の姫山菊花賞。
あの時は台風が日本海側を通過して、太平洋高気圧から湿った暖かい空気が阪神間にも流れ込んで、暑いのなんの・・・・・Tシャツでも全然オッケーやんという気候やったのに。

今日は台風が太平洋側を行った後で大陸からの乾いた冷たい空気がドォーっと流れ込んで、長袖着ててもまだ寒い。
それこそ日が暮れた後のスクーターともなれば、防寒着が必要なほど。

わずか1週間でなんやのこれは・・・・・( ̄ェ ̄;)

なんとなく1週間前が異常やったとは思うんですが、晩夏からいきなり晩秋になった感じで、「暑い」「寒い」の間にあるはずの「涼しい」はどこいったのよ、それが一番気持ちいいのにと憤慨するsonodayaであります。


そんな感じで晩秋に入り寒くなった園田競馬場、レースの方は打って変わって、各地のリーディングジョッキー達による熱い鍔迫り合いが繰り広げられました。

7R終了後には、ゴールデンジョッキーカップと同じく吉田アナによる騎手紹介も行われ、虚々実々(?)織り交ぜての内容は、いつもながらにお祭り気分を盛り上げます。

SuperJockys.jpg


さて、ファーストステージ@船橋を終えての順位は・・・・・

1位 川原正一 25pt
2位 御神本訓史 22pt
3位 大畑雅章 22pt
4位 赤岡修次 21pt
5位 青柳正義 17pt


我らが地元・兵庫の川原さんが堂々首位で船橋から凱旋です。
それを受けてか、地元故か、通算第3戦となる9R・シルバーブーツ賞は川原さんが1人気。
以下、的場文J・赤岡修J・桑村真Jが続きます。

そんな熱い川原さん推し一辺倒の中、9R・1400mを逃げ切ったのは・・・・・

2013SJT_01_SBoots.jpg
ファインクルーズ(内) 父クロフネ 母ジェシカ 母の父トニービン 尾島徹(笠松)


2013SJT_02_TOjima.jpgもう園田でもすっかりお馴染み、黄・青鋸歯形・袖青一本輪の勝負服、笠松の尾島Jであります。

ケツ2から行って、3角でもまだケツ3、3~4角でヒタヒタと差を詰めて、4角コースロスなく内を突いて一気に先頭へ躍り出ると外から伸びるメイショウユキハナ・桑村Jをアタマ差押さえて快勝。

これがなんと最低11人気、単勝4860円という馬でいきなりの大波乱・・・・・。
3着にも9人気グッドスミス・大畑Jで、3連単は42万8670円といきなり10万馬券となりました。

まあ、血統を見ると3代母がダイナカールなんでエアグルーヴなんかと同じファミリーなんですが、それだけで走るわけやないしねえ。



もうね、腕達者の皆さんの馬券は買えませんわ。
人気薄でも平気で持ってくるんやもんねぇ・・・・・



大波乱だけに頭に描いていた順位と大きく入れ変わるであろう3戦目を終えての順位は・・・・・

1位 川原正一・大畑雅章 35pt
3位 桑村真明 31pt
4位 尾島徹 26pt
5位 御神本訓史 25pt

個人的には、正直10Rより9Rの方が上位の可能性がありそうに思っていたので、なんとも微妙な結果になりましたねえ、しかしながらシリーズ全体で見れば、名手達の競演らしく予断を許さない展開に気分は盛り上がります。

続いて、泣いても笑っても最終戦、シルバーホイップ賞1700mであります。

トップの川原さんは8人気、同じく並んでトップの大畑Jは12人気、3位の桑村Jは10人気とシリーズ上位勢は、揃って下位人気。
先ほどの勝利で一気に順位を上げた尾島Jは3人気、御神本Jは2人気とこちらは一転して上位人気であります。
本当に誰が勝つのか見当もつかなくて、公平な立場でみれば本当に面白い。

しかしながら、やはりそこは地元贔屓です。
普段、馬券の相性がどんなに悪かろーが、兵庫代表はただ一人なのです。

「いけぇーーーーっ、かわはらぁーーーーっ!!」と叫んだかどうかは別にして、
最終戦を制したのは・・・・・

2013SJT_03_SHoip.jpg
チャンピオンホーク 父サクラプレジデント 母マルゼンラッド 母の父ミルジョージ 吉原寛人(金沢)


2013SJT_04_HYoshihara.jpg
先ほどと打って変わって、コチラは1人気が逃げて快勝、着差は1馬身半ほどでしたがゴール前流す余裕がありました。

この馬の3代母はシル。
ピンときた方は、sonodayaと同世代かこの道の先輩かと。

シルはマルゼンスキーの母ですね。
しかもサクラプレジデントはBMSがマルゼンスキーなので、チャンピオンホークはシルの4x3となり、チョット(というかカナリ)珍しい気がします。

オグリキャップ世代の私達からみても伝説的名馬・マルゼンスキーの母が3代前という近さなのに驚きです。
当たり前やけど2代母はマルゼンスキーの半妹ってことになるもんねえ。


なんとなく日本競馬近代化の息吹を感じるような血統です。



さてさて、園田での2戦も終了し、全4戦を経ての結果は・・・・・

2013SJT_05_SKawahara.jpg優勝 川原正一 45pt
2位 桑村真明 44pt
3位 御神本訓史 40pt
4位 吉原寛人 38pt
5位 大畑雅章 37pt

で、見事川原さんが師走の阪神へのチケットを獲得されました。
おめでとうございます。

勝ちはなかったんですが、4戦を2着・5着・5着・5着とオール掲示板にまとめる手堅さで、北海道の桑村Jにわずか1pt差で、御本人が「勝負は時の運」と仰る逃げ切り勝ちでした。

今年は奇数年でWSJSが阪神で開催されるのも嬉しいですね。
かなり怪しいですが、行ければ行きたいと思うsonodayaです。



2013SJT_06.jpg


しかしまぁ、今年は本当に川原イヤーですね。

川原さん自身、兵庫では初となるリーディングジョッキーに向けてランキング独走中。(笠松では6度)
オマケに全国リーディングでもトップ。
そしてSJT優勝でWSJS地方競馬代表騎手と・・・・・ホンマに凄い活躍です。

(加えて、この日も4勝の固め勝ち)

勿論、地方でトップジョッキーと呼ばれる人達の中で、
誰が代表として世界と戦うことになっても全くおかしくないです。

しかしながら今年ほど地方競馬代表としてピッタリな人が行くのには驚くばかりです。
「神がかってる」と言えば、川原さんほどの人に失礼なのでしょうが、そう言いたくなりますね。

しかも川原さんは16年前の1997年度のWSJSの優勝者でもあり、岡部幸雄、横山典弘、オリビエ・ペリエ、柴田善臣、アンドレアス・スボリッチに続く2度目のシリーズ制覇に挑むことになります。

兎にも角にも、World Super Jockeys Series がんばってください。
心底、楽しみにしています。



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コメント 4

COBRIDER

いやーもう、川原さんあっぱれ!でした。
当日丁度休憩時間にレースだったので、食事しながらオッズパークで中継観ながら投票してみましたが、予想の難しかったこと。
やはり、ヤネが変わると馬も変わるもんですね。
凄い新鮮味のあるレースでした。

そして、思わず「へー!」連発してしまいました、マルゼンスキーの近親がまだ現役で走っているというのは凄いですね!
こういう血統やからこそ園田で観れるんでしょうが、古の日本競馬を知るおじちゃん達にしてみれば、思わず肩入れしてしまう馬なのではないでしょうか。
実はこの馬の血統をチェックできていなかったワタクシでありますorz
sonodayaさんの記事見ていなければスルーするところでした、危ない危ない。

暮れの阪神、本当に楽しみになりました。
川原さん最年長ということになるのかな?
地方競馬ファン・園田ファンとして、チカラ入れて応援したいと思います。
こういう時に冷静に闘志を燃やしてガッツリ勝つ人ですから、馬も決まらないうちから優勝を信じてます。
JRAの方にもお金入れとかな・・・・・・
sonodayaさん行けるといいですね!


>ルンさま
こちらこそ、園田から遠く離れておりますので昔の記憶ばかりが新鮮なヤツではございますが(手元にある学さんの写真が黄色と紫の勝負服ばっかりです)、どうぞこれからも宜しくお願いいたしますm(_ _)m
by COBRIDER (2013-10-20 10:00) 

ルン

まずは、愛しの(時に悪魔の?!)川原jkに、この場をお借りして
心からの 「おめでとうございます&ありがとう!!」 を申し上げます。
園田ファンにとって、文字どおり、最高のプレゼントですね!
そして願わくば、この大きな切符が、地方競馬ファンへの最高のプレゼントへと広がりますように(パンパン♪)


それにしても

「いけぇーーーーっ、かわはらぁーーーーっ」 っと叫ぶsonodayaさん、見てみたかったなー



>COBRIDERさま

田中学jkの勝負服は、ずーっとあのカエル色と思ってました。
ちょっとビックリ (@_@)




by ルン (2013-10-20 21:32) 

sonodaya

> COBRIDERさま

遅レスですみません。

マルゼンスキーの近親となると、あまり見ない気がするんですが3代という近さにも驚きでした。

でもこういう血統をみつけると嬉しいですよね。
ノーザンダンサー系全盛の時代が終わって久しいですが、血統表に脈々と受け継がれるものを見つけると特にそう思います。

阪神行きたいですねえ、しかしながらカメラ持って行くとなんかアウェイ感があって・・・しかしながら今回は別です。
仕事が立て込むとムリですが、行けたら行きたいですね。


by sonodaya (2013-10-24 20:39) 

sonodaya

> ルンさま

またまた遅レスで申し訳ありません。

あら、川原JKも「愛しのお方」だったんですね。
アンカツさんは存じ上げておりましたが、川原さんもとは知りませんでした。
渋好みなんですね。(笑)

> 叫ぶsonodayaさん、見てみたかったなー

いやいや、叫んだかどうかは謎ですから。
一昨年の金盃でホクセツサンデーが勝ったときは、叫んでましたけどねー。


by sonodaya (2013-10-24 20:46) 

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