第9回 兵庫サマークイーン賞

グランダムジャパン2016・古馬シーズン 第3戦。


2014年からナイターで行われるようになった夏の女王決定戦。

その2014年と昨年は地元兵庫のエーシンサルサが連覇しましたが、同馬の引退に伴い、今年地元のエースを引き継ぐ女王候補は2頭。

重賞6勝、昨年5月のにじぎく賞以来の重賞制覇を目指すトーコーヴィーナス。
兵庫移籍後負け知らずの10連勝、馬も厩舎も勢いに乗るタガノトリオンフ。

両馬が1人気・2人気を争い、少し離れた3人気に昨年2着のケンブリッジナイス、4人気に今年ののじぎく賞と高知優駿を勝ち、目下重賞連勝中、メンバー唯一の3歳馬・ディアマルコとなりました。


レースは1人気・トーコーヴィーナスがハナへ。

目標にされる不利を承知の上での逃げだったのでしょうが、ラストの粘りも素晴らしい馬なので勝つための選択だったと思います。

これはヴィーナスが残ったかな思う寸前、外から並びかけてきたのは・・・・・

ディアマルコ　父スパイキュール　母エコパン　母の父ツルマルボーイ

最後にグイっと出て、クビ差の差し切りでした。

メンバー唯一の3歳馬、初の古馬との対戦なのがどうかと思っていましたが、ヴィーナス相手に直線並びかけて、最後に差し切るのはフロックでもなんでもなく、この馬の力を証明するものだったように思います。

聞けば鞍上の佐原騎手はこれが900勝のメモリアルだったそうで、二重の喜びとなりました。
ディアマルコ関係者の皆さん、おめでとうございました。

しかし兵庫ファンとしては、地元の重賞を遠征馬に持っていかれるのは、やはり残念ですね。
来年、再び地元馬が先頭でゴールする事を願っています。



さて、先日発表がありましたように平原透雄騎手が調教師補佐への転身のため、騎手としてはこの日が最終日となりました。

写真はこの日の4R、7人気ランドロワに騎乗しあわやの逃げでしたが、最後につかまり3着でした。
（このひとつ前の3Rで1人気に乗りクビ2着でしたが、間に合わなかったので、それに次ぐ着順だった4Rを。）


通算5401戦237勝。

大きな怪我もありながらの13年の騎手生活、怪我で終わりではなくて、勝てはしませんでしたが、こうしてレースに乗って、勝負服に身を包んで引退セレモニーを迎えられた事に拍手を送りたいと思います。

まずは坂本厩舎で馬を育てて、ゆくゆくはご自身の手でいい馬を手掛けて頂きたいものです。
期待しています。

ひとまずお疲れさまでした。

コメント 2

平原騎手、すばらしい表情ですね！！
隠れバルファンとしてはちょっと寂しくなりますが、
これからの幸多き人生を祈ります。
お疲れさまでした。
by ルン (2016-07-30 19:55) 

> ルンさま

ナイターの日はありがとうございました。
バルちゃん、いい馬育てて欲しいですね。^^


by sonodaya (2016-08-01 09:46)