父に捧ぐダービー

ダービージョッキー・坂本和也。



その視線の先にあるものは・・・




第14回 兵庫ダービーが行われました。

菊水賞・のじぎく賞に勝ち、変則3冠を目指すユメノアトサキ。
帰ってきた昨年の最優秀2歳馬・エーシンクリアー。
全レース3着以内で、ここ3戦3連勝のモズオーロラ。
JRAからの転厩馬で園田へ来てから、こちらも3連勝のサヴァイバルダンスなど・・・・

興味深くもあり、楽しみでもあるメンバーによる1870mの晴れ舞台を制したのは・・・・・


ユメノアトサキ　父サウスヴィグラス　母ボヤージ　母の父クロフネ

ゲートをポーンと出て、ハナ切ってマイペースで行ったユメノアトサキ。
3角手前からは木村J騎乗のモズオーロラが並びかけてきて、ビッシリ叩き合う2頭のマッチレース状態。
しかし直線ヨレながらもモズオーロラを振り切って、栄光のゴールへ真っ先に飛び込んだのもユメノアトサキでした。
これで昨年に続き今年も牝馬がダービーを制したことになりますね。


園田では珍しくウィニングランを披露してくれた優勝コンビ。

ゴーグルも投げ込んでくれて、盛り上がる事この上なしです。










勝利ジョッキーインタビューで、「4コーナーのお墓に眠っている元ジョッキーだった父に感謝を伝えたい」と話した坂本J。

お父さんは、坂本騎手が4歳の頃、不良馬場の姫路競馬場で落馬事故にあい還らぬ人となったそうです。

冒頭の写真の視線の先には、亡き父の背中が見えていたのかもしれませんね。

本当におめでとうございました。




最近、あまり貰っていなかったんですが、今回は記念にサインをいただきました。

ありがとうございます。


さて、こちらもご贔屓さんで、2人気に推されたエーシンクリアーでしたが、見せ場なく8着に敗れました。
やはり久々でダービーの大舞台というのは厳しかったようです。

-2kgの体で、素人眼には久々にしては仕上がっていたように見えたパドックでしたが、やはり中身の仕上がりってのがあるのを、改めて教えられました。


しかしながら如何にも休み明けって体で出てくるのも、ダービーという舞台を考えるとありえない訳で、結果はついてきませんでしたが、エーシンクリアー陣営の努力を見せられた思いがいたします。

今回は残念でしたが、また強いエーシンクリアーを見ることができるのを、楽しみに待っています。

コソっと記念馬券も買ってたんやけどねえ・・・・・







でも、心に沁みる良いダービーでありました。

コメント 2

いつもイケイケな印象の坂本騎手ですが
そんな背景があったのですねえ･･･
びっくりしました。

私も、サンデーが４着になったくらいで、いつまでもメソメソしてはいけませんね。
ガンバリます！！　（何を？）

by ルン (2013-06-08 00:15) 

> ルンさま

コメントありがとうございます。
遅レス、申し訳ありません。

ダービーは、なかなか感動的でよい表彰式でした。

ホクセツサンデー、負けちゃいましたが、バンバンバンクの時も使いながら仕上げていって復活させていた田中範先生なので、その手腕を信じています。

目先の1勝より、長く活躍してくれる方が嬉しいですもんね。
がんばりましょー。


by sonodaya (2013-06-10 11:35)