元園さんたち [兵庫県所属馬]
「一時的にでも兵庫に在籍した馬の活躍馬を・・・・・」
と言うコメントを頂きましたので、ひと記事書いてみました。
(コメントいただきました”尾張の馬きち”さん、ありがとうございました。)
とは言うものの、ご存知の通りsonodayaは園田歴わずか3年の新参者、おのずと最近の馬に限られてしまいますことをご了承くださいませ。
また、当blogをご覧の皆さまで、「この馬も活躍したよ」的な記憶がございましたらご教授いただきたく思います。
(コメント欄でも結構ですし、メールでもかまいませんのでよろしくお願いします)
こんなネタを考えていた中での、昨日の中山記念。
「こんな偶然てあんの?」と言うぐらい、この上ないほどタイムリーな激走には驚くばかり。
そのフェデラリストからいくことにします。
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フェデラリスト
父 エンパイアメーカー
母 ダンスパートナー
母の父 サンデーサイレンス
昨日の中山記念(G2)、大逃げの馬を唯一頭だけ追い詰めて交わしさるという、アドレナリン大放出なレースを見せてくれました。
テレビ観戦ながら、直線では「届け!届け!」と思わず声にでるほど。
そんな彼が今一番旬な元園さんですね。
フェデラリストは、昨年の4月11日に唯一度だけ園田を走りました。
その後、中央復帰し10月の1000万下から1600万、G3、そして昨日のG2と4連勝、完全に一皮剥けて一線級にのし上がりました。
ご存知、女傑ダンスパートナーの6番仔で、母の兄弟にはエアダブリン・ダンスインザダーク・ダンスインザムードと一流馬が目白押し。
ダンスインザムードの仔からもダンスファンタジアが出ており、ダンスパートナーから活躍馬が出ていないのが不思議なほど走る一族。
そんなダンスパートナーから、ようやくこれだけの馬が出たのも大変喜ばしいことですね。
「園田走った言うても、たった一戦やん」
というご意見もあろうかと思いますが、いろいろな事が重なり合っての一戦。
その一戦を見ることができたのと、できなかったのでは、思いいれも確実に変わってきます。
今日になってみると、昨日あれだけのレースをした馬が、見慣れたあのコースを、田中学を背に駆け抜けたのが、かえって不思議な気がするぐらいです。
いずれにせよ、今後に大きく夢が広がる昨日のフェデラリストのレースっぷりでした。
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タッチミーノット
父 ダンスインザダーク
母 タッチフォーゴールド
母の父 Mr.Prospecter
昨年の新潟大賞典で1人気(6着)、七夕賞で2人気2着、新潟記念でも1人気(4着)に推されたタッチミーノットも元園さん。園田では、2009/11~2010/01に出走し5戦4-1-0-0でした。
2代母Daijinの半兄がカナダ3冠馬のWithApproval、また全弟TouchGoldはベルモントS(米G1)の勝ち馬という血統です。
昨年の新潟記念以来レースから遠ざかっていますが、またその姿を見たいものです。
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チョイワルグランパ
父 マンハッタンカフェ
母 マチカネハツシマダ
母の父 PrivateAccount
2010年の1月に園田で2戦2勝、その後中央へ戻って500万・1000万を勝ち、格上挑戦したシリウスSで3着。
条件戦の2勝が共にダートの2400mで、ダートの長いところがピッタリな印象。
2010年の12月以降長期休養に入り、この1月に復帰し2戦を消化。
自己条件の1600万でふた桁着順でしたが、叩かれつつ前進を期待したい馬ですね。
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写真はないんですが、先日のすばるSで昨年の6月以来となるレースを走ったミリオンディスクも、園田経験馬。
ミリオンディスク
父 アフリート
母 ハッピーリクエスト
母の父 トニービン
母・ハッピーリクエストの半姉にエルレイナやクイーンソネットがおり、エルレイナの息子エルブールズは現在園田を走っています。
当のミリオンディスクは2007/11~2007/12に園田で走り、当然のように2戦2勝でした。
中央復帰後はカペラSや北海道SCなどに勝ち、交流重賞などでも安定して上位を賑わしていました。
イキのいい馬が多いダート短距離が主戦場だけに、今年の戦いは年齢的にも厳しくなるでしょうが、もうひと華咲かせて欲しいもんですね。
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ここからは、残念ながら引退しちゃった元園さんたちを。
園田在籍順にいくと・・・・・
アグネスラズベリ
父 エアジハード
母 アグネスミネルバ
母の父 トニービン
2005年2月に園田で1戦1勝。
中央復帰後は順調にクラスを上げて、1600万勝ちの後いきなりG1・ヴィクトリアマイルに出走。
重賞初挑戦がG1戦ながらも5着と掲示板をゲット。
その後、芝の短距離で上位を賑わし2007年の函館SSで初重賞を獲得しました。
エアジハード産駒ではショウワモダンに次ぐ活躍馬のようです。
ちなみに園田に来る前は、JRAで新馬・500万下を2戦していますが、新馬戦2着の時の1着馬はスイープトウショウやったり・・・・・相手が悪かったですなあ。
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アーバニティ
父 マンハッタンカフェ
母 レガシーオブストレングス
母の父 Affirmed
母・レガシーオブストレングスとくれば、みなさんご存知の活躍馬には事欠かない血統ですね。
レガシーオブゼルダ・サイレントハピネス・スティンガーなどがアーバニティの兄姉です。
またレガシーオブストレングスの孫からも、菊2着のフローテーション、園田で連戦連勝だったタイガーファングなども出ています。
当のアーバニティはオーシャンSを勝ち、シルクロードS2着、昨年の高松宮記念3着などスピード豊かな短距離馬。
園田には2007/12~2008/03に、なんと4走もして当然ながら4連勝でした。
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ラストは、中央ではないですが南関東での活躍馬を。
昨年の11月20日のマイルグランプリをラストに繁殖入りしました。
ザッハーマイン
父 Mineshaft
母 Pulsatilla
母の父 GoneWest
中央デビューでなく、園田でデビューし3戦を走りました。
当然ながら3戦3勝、鞍上が松浦聡騎手なのも渋いところでしょうか。
その後、園田在籍のまま大井のTCKディスタフを4着、船橋のクイーン賞(G3)を5着し、中央へ移籍。
国枝栄師に管理され11戦 3-4-2-2 の成績を残し、船橋・出川克厩舎へ移籍。
移籍初戦の2010年TCKディスタフを快勝、昨年のTCK女王杯(G3)4着など牝馬一線級として活躍しました。
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ザッハーマイン以外は、中央未勝利→地方で再出発→中央復帰というパターンなんで、ほとんど1走ないしは2走なんですが、地方競馬が複数ある中で園田で走るのは、園田ファンにとってはなにかの縁。
たとえ1走でも、思い入れが変わるってもんですね。
こうやって並べると、あらためて地方競馬の役割を考えさせられますね。
今後とも元園さんの事は、出来る限り気に留めていきたいもんです。
と言うコメントを頂きましたので、ひと記事書いてみました。
(コメントいただきました”尾張の馬きち”さん、ありがとうございました。)
とは言うものの、ご存知の通りsonodayaは園田歴わずか3年の新参者、おのずと最近の馬に限られてしまいますことをご了承くださいませ。
また、当blogをご覧の皆さまで、「この馬も活躍したよ」的な記憶がございましたらご教授いただきたく思います。
(コメント欄でも結構ですし、メールでもかまいませんのでよろしくお願いします)
こんなネタを考えていた中での、昨日の中山記念。
「こんな偶然てあんの?」と言うぐらい、この上ないほどタイムリーな激走には驚くばかり。
そのフェデラリストからいくことにします。
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フェデラリスト
父 エンパイアメーカー
母 ダンスパートナー
母の父 サンデーサイレンス
昨日の中山記念(G2)、大逃げの馬を唯一頭だけ追い詰めて交わしさるという、アドレナリン大放出なレースを見せてくれました。
テレビ観戦ながら、直線では「届け!届け!」と思わず声にでるほど。
そんな彼が今一番旬な元園さんですね。
フェデラリストは、昨年の4月11日に唯一度だけ園田を走りました。
その後、中央復帰し10月の1000万下から1600万、G3、そして昨日のG2と4連勝、完全に一皮剥けて一線級にのし上がりました。
ご存知、女傑ダンスパートナーの6番仔で、母の兄弟にはエアダブリン・ダンスインザダーク・ダンスインザムードと一流馬が目白押し。
ダンスインザムードの仔からもダンスファンタジアが出ており、ダンスパートナーから活躍馬が出ていないのが不思議なほど走る一族。
そんなダンスパートナーから、ようやくこれだけの馬が出たのも大変喜ばしいことですね。
「園田走った言うても、たった一戦やん」
というご意見もあろうかと思いますが、いろいろな事が重なり合っての一戦。
その一戦を見ることができたのと、できなかったのでは、思いいれも確実に変わってきます。
今日になってみると、昨日あれだけのレースをした馬が、見慣れたあのコースを、田中学を背に駆け抜けたのが、かえって不思議な気がするぐらいです。
いずれにせよ、今後に大きく夢が広がる昨日のフェデラリストのレースっぷりでした。
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タッチミーノット
父 ダンスインザダーク
母 タッチフォーゴールド
母の父 Mr.Prospecter
昨年の新潟大賞典で1人気(6着)、七夕賞で2人気2着、新潟記念でも1人気(4着)に推されたタッチミーノットも元園さん。園田では、2009/11~2010/01に出走し5戦4-1-0-0でした。
2代母Daijinの半兄がカナダ3冠馬のWithApproval、また全弟TouchGoldはベルモントS(米G1)の勝ち馬という血統です。
昨年の新潟記念以来レースから遠ざかっていますが、またその姿を見たいものです。
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チョイワルグランパ
父 マンハッタンカフェ
母 マチカネハツシマダ
母の父 PrivateAccount
2010年の1月に園田で2戦2勝、その後中央へ戻って500万・1000万を勝ち、格上挑戦したシリウスSで3着。
条件戦の2勝が共にダートの2400mで、ダートの長いところがピッタリな印象。
2010年の12月以降長期休養に入り、この1月に復帰し2戦を消化。
自己条件の1600万でふた桁着順でしたが、叩かれつつ前進を期待したい馬ですね。
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写真はないんですが、先日のすばるSで昨年の6月以来となるレースを走ったミリオンディスクも、園田経験馬。
ミリオンディスク
父 アフリート
母 ハッピーリクエスト
母の父 トニービン
母・ハッピーリクエストの半姉にエルレイナやクイーンソネットがおり、エルレイナの息子エルブールズは現在園田を走っています。
当のミリオンディスクは2007/11~2007/12に園田で走り、当然のように2戦2勝でした。
中央復帰後はカペラSや北海道SCなどに勝ち、交流重賞などでも安定して上位を賑わしていました。
イキのいい馬が多いダート短距離が主戦場だけに、今年の戦いは年齢的にも厳しくなるでしょうが、もうひと華咲かせて欲しいもんですね。
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ここからは、残念ながら引退しちゃった元園さんたちを。
園田在籍順にいくと・・・・・
アグネスラズベリ
父 エアジハード
母 アグネスミネルバ
母の父 トニービン
2005年2月に園田で1戦1勝。
中央復帰後は順調にクラスを上げて、1600万勝ちの後いきなりG1・ヴィクトリアマイルに出走。
重賞初挑戦がG1戦ながらも5着と掲示板をゲット。
その後、芝の短距離で上位を賑わし2007年の函館SSで初重賞を獲得しました。
エアジハード産駒ではショウワモダンに次ぐ活躍馬のようです。
ちなみに園田に来る前は、JRAで新馬・500万下を2戦していますが、新馬戦2着の時の1着馬はスイープトウショウやったり・・・・・相手が悪かったですなあ。
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アーバニティ
父 マンハッタンカフェ
母 レガシーオブストレングス
母の父 Affirmed
母・レガシーオブストレングスとくれば、みなさんご存知の活躍馬には事欠かない血統ですね。
レガシーオブゼルダ・サイレントハピネス・スティンガーなどがアーバニティの兄姉です。
またレガシーオブストレングスの孫からも、菊2着のフローテーション、園田で連戦連勝だったタイガーファングなども出ています。
当のアーバニティはオーシャンSを勝ち、シルクロードS2着、昨年の高松宮記念3着などスピード豊かな短距離馬。
園田には2007/12~2008/03に、なんと4走もして当然ながら4連勝でした。
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ラストは、中央ではないですが南関東での活躍馬を。
昨年の11月20日のマイルグランプリをラストに繁殖入りしました。
ザッハーマイン
父 Mineshaft
母 Pulsatilla
母の父 GoneWest
中央デビューでなく、園田でデビューし3戦を走りました。
当然ながら3戦3勝、鞍上が松浦聡騎手なのも渋いところでしょうか。
その後、園田在籍のまま大井のTCKディスタフを4着、船橋のクイーン賞(G3)を5着し、中央へ移籍。
国枝栄師に管理され11戦 3-4-2-2 の成績を残し、船橋・出川克厩舎へ移籍。
移籍初戦の2010年TCKディスタフを快勝、昨年のTCK女王杯(G3)4着など牝馬一線級として活躍しました。
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ザッハーマイン以外は、中央未勝利→地方で再出発→中央復帰というパターンなんで、ほとんど1走ないしは2走なんですが、地方競馬が複数ある中で園田で走るのは、園田ファンにとってはなにかの縁。
たとえ1走でも、思い入れが変わるってもんですね。
こうやって並べると、あらためて地方競馬の役割を考えさせられますね。
今後とも元園さんの事は、出来る限り気に留めていきたいもんです。
2012-02-27 07:00
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コメント(2)
アドレナリン大放出!!
いやぁもう、トリハダモノのレースでした。
撮影しながら「フェデラリストー!!」っと叫んでしまいましたものね。
後日自分のブログでも書きますが、表彰式の時に近くで観ていたお客さんが「ダンスもようやくいい仔を出したね」と話していて、思わず泣けてきました。
それよりも、園田経由のマル地でこの活躍ということに興奮しっぱなしです。
ドバイの話も急遽出てきて、ひょっとしたらひょっとするのかもしれません。
そうなったらもう、どうしましょう、という感じですね。
元園さんのJRA活躍馬情報ありがとうございます。
とても参考になりました^^
次はタッチミーノットが重賞獲る番かな~と期待しています。
by COBRIDER (2012-02-28 11:49)
ドバイはWCへ登録するんだそうですね。
実現すれば、益々「あの馬が・・・」的な気分が盛り上がることうけあいです。
選出されなくても、シンガポールも検討されているようなので、母同様日本を飛び出しての活躍を期待したいですね。
by sonodaya (2012-02-29 08:55)