第11回 兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3) [Race Photo]
長い夢から醒めたような・・・・・
兵庫生え抜きによる、地元ダートグレード制覇。
本気で、これが達成できるんちゃうかといつから思ってたんでしょうね。
菊水賞・兵庫CSで結果を残したホクセツサンデーを寄せ付けなかったダービーから?
それとも、やはり大井へ遠征しての黒潮盃勝ちあたりからでしょうか?
成績的には2着の記録を残したアルドラゴンの方が、数字上は上なんですが、アルドラゴンの時とは明らかに異なる雰囲気の戦前だったように思います。
もちろんアルドラゴンにも兵庫県所属として期待し勝って欲しいと思っていましたが、そこは元中央馬で挑戦者の立場、オオエライジンも挑戦者の立場であることに変わりは無いのですが、「生え抜き」の文字がどれだけ特別であったのかを改めて感じる兵庫GTでした。
やって・・・・・自分も含めて、オオエライジンを応援してたファンの目線が、我が子を見守るような期待と不安の入り混じったもんやった気がするもんねえ。
ではレースを。
直前にダイショウジェットが取り消しました。
sonodayaが結構お気に入りのお馬さんやったりするんで、楽しみのひとつやったんですが、残念。
クリプティックラスカル産駒の現時点での最高賞金獲得馬としても、まだまだがんばって欲しいと思っております。
ダートグレード競走らしく、いい馬が揃ったパドックからは6頭。
内枠から・・・・・
2走前はJBCスプリントでスーニの2着、1kg差と「アノ人」騎乗で逆転を狙うセイクリムズン。
一時の不振から完全復活、Jpn3→2→1と3連勝。ハンデ頭の59.5kgも堂々1人気のスーニ。
こちらもG1マイルCS勝ち馬のエーシンフォワード。4歳時以来のダート戦は主戦JKを育てた競馬場で。
兵庫勢では上位も、さすがに今回は相手が揃った感のあるタガノブリガデイロ。昨年の4着馬です。
スピード勝負なら牡馬とも互角に渡り合うラブミーチャン。昨年のこのレース以来、3回目の園田です。
出走馬で唯一の3歳馬で距離に一抹の不安がありながら、兵庫ファンの夢を乗せて走るオオエライジン。
左:園田でこんな短期間にまた見ることになるとは思いもしなかった「アノ人」こと武豊。嫌いではないんやけどね。
右:ちょっと期待したけど、やっぱりラブミーチャンは4角一直線でした。仕方ないっす。
さて、運命のレースは、いよいよゲートオープン。
ゲートオープンから、最初のスタンド前を通過するオオエライジン。
少し出負けたものの外枠から3番手へ。
逃げるのはラブミーチャンで、セイクリムズンはオオエライジンのすぐ後ろ、スーニは後方2番手に構えます。
向正面で一斉に動き出し、オオエライジンはラブミーチャンを交わして先頭へ。
同じくセイクリムズンもオオエライジンを射程圏に入れつつ付いてあがり、後方からスーニも一気に好位へ取り付きます。
おそらくこのレースで一番スタンドがどよめいた瞬間ではなかったでしょうか。
3角・4角と先頭で回ったオオエライジンに1・2人気のJRA勢が並びかけていきます。
オオエライジンも踏ん張りますが、しかし手ごたえが違っていました。
直線に入ってトップハンデどこ吹く風で、楽々抜け出すスーニ。
オオエライジンはヨレて外へ。
兵庫ファンのどよめきが落胆に変わった瞬間・・・・・
スーニ 父 Soto 母 Enabru 母の父 Roanoke
オオエライジンが直線外へ振れた時、併せにいったかと思いましたが、セイクリムズンの前でもあり、レース後の騎手の談話からも、直線フラフラしてヨレたようですね。
現状では、これが一杯一杯やったんでしょう。
その後、立て直したセイクリムズンにアッサリ差されました。
正直、連勝うんぬんよりも、オオエライジンでも打ち破れないJRAの壁の厚さにため息がでます。
しかしながら、1・2着馬は古馬ダートスプリントでトップクラスの2頭。
5.5kgのハンデを貰っていましたが、3歳、距離等を考えると身贔屓差し引いても十二分にがんばったとも言えそうです。
ここまで底を見せていなかったオオエライジンの現時点での限界を見たわけですが、トップクラスにはまだ及ばないまでも、条件次第では十分にダートグレードを狙えそうなパフォーマンスを示したと思います。
さしずめ、次走に予定されている佐賀記念などよさそうですよね。
そして古馬となり一段と成長してくれればと願うばかりです。
とっても残念な3着ではありましたが、新たな希望も見えた3着・・・そんなゴールドトロフィーでした。
終始、オオエライジンについてこられる展開で8着に敗れたミーチャン。
+16kgの馬体重も戻っただけで、重くはないように見えましたが、思ったより粘れませんでした。
ファンが多いことも頷ける、可憐な快速牝馬だけに、まだまだ地方競馬のためにがんばって欲しいと思います。
さて、勝ち馬のスーニ。
撮ってきたパドックでの写真を改めて見ると、やっぱり凄い馬体してますね。
比べるとオオエライジンが可哀想なぐらいです。
昨年は先行してトーセンブライトに差されたんですが、今年のレースを見て判るように、随分自在なレースをするようになりました。
その分、盤石な競走馬になった感じで、今のところダートの短距離では、ちょっと手を付けられない強さを感じますね。
なんだかんだで、オオエライジンは敗れてしまった訳ですが、連勝が止まってしまったのは残念やけど、逆に連勝の呪縛からも解放される訳で、敗戦も次へのステップになればいいなと思っております。
本当に、こんな気分でレース見たのは久しぶりでした。
オオエライジンと関係者の皆さんに感謝。 m(_ _)m
以上、ゴールドトロフィーでした。
さーて、ようやくゴールドトロフィー書けたから、次はジュニアカップやな。 ( ̄▽ ̄;)!!
兵庫生え抜きによる、地元ダートグレード制覇。
本気で、これが達成できるんちゃうかといつから思ってたんでしょうね。
菊水賞・兵庫CSで結果を残したホクセツサンデーを寄せ付けなかったダービーから?
それとも、やはり大井へ遠征しての黒潮盃勝ちあたりからでしょうか?
成績的には2着の記録を残したアルドラゴンの方が、数字上は上なんですが、アルドラゴンの時とは明らかに異なる雰囲気の戦前だったように思います。
もちろんアルドラゴンにも兵庫県所属として期待し勝って欲しいと思っていましたが、そこは元中央馬で挑戦者の立場、オオエライジンも挑戦者の立場であることに変わりは無いのですが、「生え抜き」の文字がどれだけ特別であったのかを改めて感じる兵庫GTでした。
やって・・・・・自分も含めて、オオエライジンを応援してたファンの目線が、我が子を見守るような期待と不安の入り混じったもんやった気がするもんねえ。
ではレースを。
直前にダイショウジェットが取り消しました。
sonodayaが結構お気に入りのお馬さんやったりするんで、楽しみのひとつやったんですが、残念。
クリプティックラスカル産駒の現時点での最高賞金獲得馬としても、まだまだがんばって欲しいと思っております。
ダートグレード競走らしく、いい馬が揃ったパドックからは6頭。
内枠から・・・・・
2走前はJBCスプリントでスーニの2着、1kg差と「アノ人」騎乗で逆転を狙うセイクリムズン。
一時の不振から完全復活、Jpn3→2→1と3連勝。ハンデ頭の59.5kgも堂々1人気のスーニ。
こちらもG1マイルCS勝ち馬のエーシンフォワード。4歳時以来のダート戦は主戦JKを育てた競馬場で。
兵庫勢では上位も、さすがに今回は相手が揃った感のあるタガノブリガデイロ。昨年の4着馬です。
スピード勝負なら牡馬とも互角に渡り合うラブミーチャン。昨年のこのレース以来、3回目の園田です。
出走馬で唯一の3歳馬で距離に一抹の不安がありながら、兵庫ファンの夢を乗せて走るオオエライジン。
左:園田でこんな短期間にまた見ることになるとは思いもしなかった「アノ人」こと武豊。嫌いではないんやけどね。
右:ちょっと期待したけど、やっぱりラブミーチャンは4角一直線でした。仕方ないっす。
さて、運命のレースは、いよいよゲートオープン。
ゲートオープンから、最初のスタンド前を通過するオオエライジン。
少し出負けたものの外枠から3番手へ。
逃げるのはラブミーチャンで、セイクリムズンはオオエライジンのすぐ後ろ、スーニは後方2番手に構えます。
向正面で一斉に動き出し、オオエライジンはラブミーチャンを交わして先頭へ。
同じくセイクリムズンもオオエライジンを射程圏に入れつつ付いてあがり、後方からスーニも一気に好位へ取り付きます。
おそらくこのレースで一番スタンドがどよめいた瞬間ではなかったでしょうか。
3角・4角と先頭で回ったオオエライジンに1・2人気のJRA勢が並びかけていきます。
オオエライジンも踏ん張りますが、しかし手ごたえが違っていました。
直線に入ってトップハンデどこ吹く風で、楽々抜け出すスーニ。
オオエライジンはヨレて外へ。
兵庫ファンのどよめきが落胆に変わった瞬間・・・・・
スーニ 父 Soto 母 Enabru 母の父 Roanoke
オオエライジンが直線外へ振れた時、併せにいったかと思いましたが、セイクリムズンの前でもあり、レース後の騎手の談話からも、直線フラフラしてヨレたようですね。
現状では、これが一杯一杯やったんでしょう。
その後、立て直したセイクリムズンにアッサリ差されました。
正直、連勝うんぬんよりも、オオエライジンでも打ち破れないJRAの壁の厚さにため息がでます。
しかしながら、1・2着馬は古馬ダートスプリントでトップクラスの2頭。
5.5kgのハンデを貰っていましたが、3歳、距離等を考えると身贔屓差し引いても十二分にがんばったとも言えそうです。
ここまで底を見せていなかったオオエライジンの現時点での限界を見たわけですが、トップクラスにはまだ及ばないまでも、条件次第では十分にダートグレードを狙えそうなパフォーマンスを示したと思います。
さしずめ、次走に予定されている佐賀記念などよさそうですよね。
そして古馬となり一段と成長してくれればと願うばかりです。
とっても残念な3着ではありましたが、新たな希望も見えた3着・・・そんなゴールドトロフィーでした。
終始、オオエライジンについてこられる展開で8着に敗れたミーチャン。
+16kgの馬体重も戻っただけで、重くはないように見えましたが、思ったより粘れませんでした。
ファンが多いことも頷ける、可憐な快速牝馬だけに、まだまだ地方競馬のためにがんばって欲しいと思います。
さて、勝ち馬のスーニ。
撮ってきたパドックでの写真を改めて見ると、やっぱり凄い馬体してますね。
比べるとオオエライジンが可哀想なぐらいです。
昨年は先行してトーセンブライトに差されたんですが、今年のレースを見て判るように、随分自在なレースをするようになりました。
その分、盤石な競走馬になった感じで、今のところダートの短距離では、ちょっと手を付けられない強さを感じますね。
なんだかんだで、オオエライジンは敗れてしまった訳ですが、連勝が止まってしまったのは残念やけど、逆に連勝の呪縛からも解放される訳で、敗戦も次へのステップになればいいなと思っております。
本当に、こんな気分でレース見たのは久しぶりでした。
オオエライジンと関係者の皆さんに感謝。 m(_ _)m
以上、ゴールドトロフィーでした。
さーて、ようやくゴールドトロフィー書けたから、次はジュニアカップやな。 ( ̄▽ ̄;)!!
2012-01-02 07:00
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コメント(6)
新年早々の詳細レポ、ありがとうございました。
とてもわかりやすかったです。
そうですか。
いくらオオエライジンも、あのJRA強豪相手では直線ヨレてたんですね。
なんだかグッときてしまいました・・・。
あと、写真の川田将雅騎手。
ナイスイケメンです♪
さあ!
明日はホクセツサンデーの応援にくりだしますよ!!!
by ルン (2012-01-02 19:55)
はじめまして、ブログ楽しみに拝見させていただいております。
ラブミーチャンは典型的な坂がダメなコで、1400は本質的には向いてないスプリンターだと個人的には思っているのですがテンの速さは中央地方通じて屈指の馬でもあります。それに後ろからいって潰してしまえるのであれば
オオエライジンの今後は希望にあふれているなあと感じました。
by ぼきんちゃん (2012-01-03 07:50)
> ルンさま
新年早々、ありがとうございます。
連勝は止まってしまいましたが、今年はダートグレード競走で活躍してくれるものと信じております。
しかしながら、事故なく無事でというのが一番の願いでしょうか。
ホクセツサンデーも今年はより飛躍して欲しいですね。
本当に楽しみな明け4歳の2頭です。
本年もよろしくお願いします。
by sonodaya (2012-01-03 11:52)
> ぼきんちゃんさま
はじめまして。
コメントありがとうございます。
コメントからラブミーチャンへの愛情を感じます。
かなりのご贔屓でいらっしゃるのではと拝察いたします。
今回は残念でしたが、昨年のスーパースプリントシリーズのように、条件があえば牡馬にもヒケをとらないと思っております。
そして、なによりファンの多い馬。
厳しい状況が続く地方競馬ですが、ラブミーチャンやオオエライジンのような宝物を大切にしていって欲しいですね。
今後ともよろしくお願いします。 m(_ _)m
by sonodaya (2012-01-03 12:11)
お返事が遅くなり大変失礼致しました。
残念ながら自分はラブミーチャンよりもオオエライジンのファンなのですw
ただ以前クラスターCでラブミーチャンを本命にして吹っ飛んで以来
坂がダメだということがトラウマのように残っているのでちょっと書き込みに熱が入ってしまうのです♪
僕は去年から園田を始まして、近頃ようやく5パーセントくらいはわかってきたんじゃないかな?と思うレベルの新参者でございます。
sonodaya様のブログはとても読んでいて面白く、楽しいです!
今後とも勉強させていただければ幸いです
駄文失礼致しました。今年もお体に気をつけて更新期待しております
by ぼきんちゃん (2012-01-06 23:08)
> ぼきんちゃんさん
オオエライジンのファンでいらっしゃいましたか。
それは失礼をいたしました。
思い入れがあるようだったのでつい・・・・・。
ありがとうございます、過分なお言葉恐縮です。
私も園田歴は、まだ3年の初心者ですので大した事はありません。
なので、勉強なんてとんでもないです。
お互いに楽しみましょう。(^^)
by sonodaya (2012-01-07 10:14)