第19回 ゴールデンジョッキーカップ 騎手紹介 [その他]
もう、YouTubeなんかで動画が見れるんですが、吉田アナの騎手紹介が一遍の詩のようで噂どおりでした。
写真と紹介をアップしますが、ここにはsonodayaのコメントは必要ないですね。(笑)
それこそ無粋ってモンです。
すべて吉田さんの言葉をお借りしたいと思います。
「吉田節」をお聞きになりたい方は、「ゴールデンジョッキーカップ」「騎手紹介」あたりで検索するとご覧になれると思いますよ。
では、どうぞ。
競馬ファンのみなさん、ようこそお越しくださいました。
全国で2000勝以上の勝ち星を上げている騎手は、現役で32名おります。
その中から選ばれた12名、今、入場して参りました。
すばらしいジョッキー達の集まり、三つのレースのポイントで優勝を決めるという、1400m、1700m、そして1870m、距離にバリエーションを持たせまして、三つの距離の争いであります。
どうぞ今日は一日たっぷりと騎手の技に酔っていただきたいと思います。
並びました12名の騎手、ご紹介させていただきます。いまさらという感じですが、凄いジョッキーばっかりです。
向かってファンのみなさまの右側からです。
ここ数年ぐらいの間のこの人の勝ち星の生産ペースには驚かされます。
南関東に在籍しておりました時、この人1000勝するのに13年2ヶ月、これはまあ普通です。
そのあと1000勝から2000勝する間の1000勝に、たった2年11ヶ月。
さらには2000勝から3000勝する、この1000勝にたった2年3ヶ月なんです。
その時に1年で524勝しました。
この園田のゴールデンジョッキーカップ競走にも優勝しております。
その後JRAに移籍いたしまして2年目にはもうリーディングジョッキー。
3年目の昨年はダービージョッキーになってしまいました。
・・・・・内田博幸騎手です。
ローズキングダム、去年の春この馬で夢を見ました。
ダービーこそ直前になって騎乗停止になってしまいました。
秋、菊花賞、あの人に乗せ変えられてしまいました。
悔しい思いの一年だったと思うんですが、そんなことは意に介しておりません。
去年の9月、この人の生まれ月、朝日チャレンジカップをはじめ騎乗機会4連勝、12月には名古屋グランプリ、12月最後の阪神競馬、最終日の最終レース、ファイナルステークスは2年連続この人です。
その去年のファイナルステーククスに勝った馬で、年明けてお正月、京都金杯に勝ったんです。
園田では10回リーディングを取ったこの男、今年はもっと大きなところを狙っております。
・・・・・小牧太。
皐月賞に勝ちました。
8月まで、この人は67勝しておりました。
ひょっとしたらリーディングいけるんじゃないかと思ったところで9月落馬です。
右の鎖骨、左の足首の骨折です。
「対角線で骨折すると松葉杖が使えないからリハビリが進まないんです」と電話をしてきました。
年内は復帰はムリかな思っておりましたら、なんと11月の頭に復帰してきたんです。
そしてご存知の通り、マイルCSに勝ちました。鳴尾記念にも勝ちました。
12月には、一日4勝の固め勝ちもしました。
この人にはこれまで、何度も心配させられてきました。 けど、その何倍も何倍も感動を与えてくれた男。
・・・・・岩田康誠。
NARグランプリ・ベストフェアプレー賞を3回受賞しております。
去年まで岩手の騎手会長をしておりました。
岩手の競馬をまとめているのはこの人です。
あれやこれやをまとめて日本プロスポーツ大賞・敢闘賞を受賞しております。
地方で3498勝、3500勝まであとふたつ。
今日もし、この人、ふたつ勝てばまず総合優勝は間違いないでしょう。
ふたつ勝つか?
そして3500勝するか?
岩手の競馬ファンはそれを待ち望んでおります・・・・・小林俊彦騎手です。
おととしの秋、ワールドスーパージョッキーズシリーズ地方騎手代表選定競走第2ステージがここ園田競馬場で行われました。
その時、ふたつとも勝ってしまったのはこの人でした。
去年6月6000勝しました。
引退した佐々木竹見さんから3人目ということになります。
今日の12名の中では一番の年嵩です、年長です。
でも、私から見ましたら息子みたいなもんです。
・・・・・的場文男騎手です。
今日のこのメンバーでは最年少です。
東海地区は騎手のレベルが非常に高いところです。
そういうところで2000勝するのは簡単なことではありません。
このところリーディングを続けております。
そして海外にも目を向けて技術を磨いております。
園田・姫路の競馬場で5勝しております。
その内三つの勝ち星が重賞勝ちです。
この人の名前、この人の顔を見ると僕達ちょっとビビってしまいます。
・・・・・岡部誠騎手です。
高知競馬場でレース実況をしております橋口浩二というアナウンサーがおります。
先日、私に手紙をくれました、この人のことについて。
「普段この人は非常に大人しいんですが、馬に乗ったら全然ガラっと人柄が変わってしまいます。なによりもコーナーワークの上手さ、これを見てもらいたい。」
このように言っておりました。
「それはまさしくバイクのライダーのような、魔術師のようなコーナーワークです。それをしっかりと見てください。」
手紙にそう書いてありました。
その手紙の最後の一行、「高知競馬場の福山雅治」。
どうぞ台の上にお上がりください・・・・・中西達也騎手です。
去年一年間、地方競馬でもっとも多くの勝ち星を上げたのは九州のこの人でした、294勝。
ちなみに南関東で今売り出し中の戸崎圭太という騎手がいますが、地方だけ見れば288勝。
六つの差をつけてこの人トップです。
NARグランプリで表彰を受けました。
今ではもう九州のナンバーワンジョッキーです。
・・・・・山口勲騎手です。
ついに海外で100勝を達成いたしました。
一昨日まで韓国で騎乗しておりました。
その一昨日、韓国で勝っております。
明日早朝に韓国に帰って6ヶ月間の契約で、韓国でレースに騎乗することになっております。
この園田におけるゴールデンジョッキーカップ競走、過去3回優勝しております。
2位が2回あります。去年は3位でした。
もう、全国、海外を含めていろんなところで凄い活躍をしております。
誰が言ったのか「さすらいの下ネタジョッキー」。
・・・・・ミスターピンク・内田利雄。
向正面から3コーナー、さらに4コーナー、直線にかけて外から「すーーーっ」と追い上げていく馬がいる。
まさしく澱みなく、流れるようなレースをします。
そんな時は、騎手は誰かと言えばこの人を思い出してください。
勝ちに拘りながらも、美を追求しております。
美しく勝ちたいという思い、それは4000勝の値打ちだと思います。
昨年は惜しいところで2位でした。
去年優勝したのは岩田康誠、そしてあの時に微差で2位でした。
今年は勝ちに拘るという意気込みを見せております。
・・・・・有馬澄男。
この人はもう本当に生まれもって騎手のような気がします。
年々この人は、その素晴しい素質に磨きがかかりまして、まさに燻し銀。
スタートいたしました時にはワイドでレースを捉えて、やがて「ずーーー」っと縮めていって、直線に入ってピンポイントで勝負する人です。
今年の新春賞、ご覧になりました?
その後のオープンのレースご覧になりました?
あれだけの素晴しい技を持ってる人なんです。
東海地区で8回リーディング取った人です。
まだ、兵庫県に来てリーディング取っておりません。去年は惜しくも2位でした。
リーディングは狙わないのかと聞きましたら、「いや、ひとつひとつその馬にあった乗り方をして大事に乗っていきたい、それだけです。」
僕は思うんです、絶対腹の中でこの人はリーディングを狙ってます・・・・・川原正一。
早く2000勝したい、ゴールデンジョッキーの仲間入りをしたい、そしてゴールデンジョッキーカップ競走のステージに立ちたい。
そんな熱い思いで今日を迎えました、やっと。
ご覧になりました、今日の2R?
とても届かないというあの最後方からの豪快な追い込み。
そしてさっきのレース、前がつかえて出られない、「じーっ」と馬を我慢させて直線外から一気に伸びていく、これこそこの人なんです。
本来ならば田中学騎手とここで並んでいるところなんです。
田中学は幼友達、幼友達は今園田競馬場ではライバルであり戦友でもあります。
その戦友である田中学は、今ファンのみなさん御承知の通りプレート除去手術でこのレースには残念ながら間に合いませんでした。
だけど田中マーくんのために、そしてこの夏にはこの人、パパになります、その子のためにも。
・・・・・木村健です。
以上の12名、ご紹介させていただきました。
ファンの皆さん、熱いご声援本当にありがとうございました。
12名のみなさん、今日はがんばってください。
ファンの皆さんにレースの素晴しさをたっぷりと堪能させてあげてください。
ありがとうございました。
ファンの皆さん、本当にありがとうございました。
今日一日、最後までお楽しみください。
写真と紹介をアップしますが、ここにはsonodayaのコメントは必要ないですね。(笑)
それこそ無粋ってモンです。
すべて吉田さんの言葉をお借りしたいと思います。
「吉田節」をお聞きになりたい方は、「ゴールデンジョッキーカップ」「騎手紹介」あたりで検索するとご覧になれると思いますよ。
では、どうぞ。
競馬ファンのみなさん、ようこそお越しくださいました。
全国で2000勝以上の勝ち星を上げている騎手は、現役で32名おります。
その中から選ばれた12名、今、入場して参りました。
すばらしいジョッキー達の集まり、三つのレースのポイントで優勝を決めるという、1400m、1700m、そして1870m、距離にバリエーションを持たせまして、三つの距離の争いであります。
どうぞ今日は一日たっぷりと騎手の技に酔っていただきたいと思います。
並びました12名の騎手、ご紹介させていただきます。いまさらという感じですが、凄いジョッキーばっかりです。
向かってファンのみなさまの右側からです。
ここ数年ぐらいの間のこの人の勝ち星の生産ペースには驚かされます。
南関東に在籍しておりました時、この人1000勝するのに13年2ヶ月、これはまあ普通です。
そのあと1000勝から2000勝する間の1000勝に、たった2年11ヶ月。
さらには2000勝から3000勝する、この1000勝にたった2年3ヶ月なんです。
その時に1年で524勝しました。
この園田のゴールデンジョッキーカップ競走にも優勝しております。
その後JRAに移籍いたしまして2年目にはもうリーディングジョッキー。
3年目の昨年はダービージョッキーになってしまいました。
・・・・・内田博幸騎手です。
ローズキングダム、去年の春この馬で夢を見ました。
ダービーこそ直前になって騎乗停止になってしまいました。
秋、菊花賞、あの人に乗せ変えられてしまいました。
悔しい思いの一年だったと思うんですが、そんなことは意に介しておりません。
去年の9月、この人の生まれ月、朝日チャレンジカップをはじめ騎乗機会4連勝、12月には名古屋グランプリ、12月最後の阪神競馬、最終日の最終レース、ファイナルステークスは2年連続この人です。
その去年のファイナルステーククスに勝った馬で、年明けてお正月、京都金杯に勝ったんです。
園田では10回リーディングを取ったこの男、今年はもっと大きなところを狙っております。
・・・・・小牧太。
皐月賞に勝ちました。
8月まで、この人は67勝しておりました。
ひょっとしたらリーディングいけるんじゃないかと思ったところで9月落馬です。
右の鎖骨、左の足首の骨折です。
「対角線で骨折すると松葉杖が使えないからリハビリが進まないんです」と電話をしてきました。
年内は復帰はムリかな思っておりましたら、なんと11月の頭に復帰してきたんです。
そしてご存知の通り、マイルCSに勝ちました。鳴尾記念にも勝ちました。
12月には、一日4勝の固め勝ちもしました。
この人にはこれまで、何度も心配させられてきました。 けど、その何倍も何倍も感動を与えてくれた男。
・・・・・岩田康誠。
NARグランプリ・ベストフェアプレー賞を3回受賞しております。
去年まで岩手の騎手会長をしておりました。
岩手の競馬をまとめているのはこの人です。
あれやこれやをまとめて日本プロスポーツ大賞・敢闘賞を受賞しております。
地方で3498勝、3500勝まであとふたつ。
今日もし、この人、ふたつ勝てばまず総合優勝は間違いないでしょう。
ふたつ勝つか?
そして3500勝するか?
岩手の競馬ファンはそれを待ち望んでおります・・・・・小林俊彦騎手です。
おととしの秋、ワールドスーパージョッキーズシリーズ地方騎手代表選定競走第2ステージがここ園田競馬場で行われました。
その時、ふたつとも勝ってしまったのはこの人でした。
去年6月6000勝しました。
引退した佐々木竹見さんから3人目ということになります。
今日の12名の中では一番の年嵩です、年長です。
でも、私から見ましたら息子みたいなもんです。
・・・・・的場文男騎手です。
今日のこのメンバーでは最年少です。
東海地区は騎手のレベルが非常に高いところです。
そういうところで2000勝するのは簡単なことではありません。
このところリーディングを続けております。
そして海外にも目を向けて技術を磨いております。
園田・姫路の競馬場で5勝しております。
その内三つの勝ち星が重賞勝ちです。
この人の名前、この人の顔を見ると僕達ちょっとビビってしまいます。
・・・・・岡部誠騎手です。
高知競馬場でレース実況をしております橋口浩二というアナウンサーがおります。
先日、私に手紙をくれました、この人のことについて。
「普段この人は非常に大人しいんですが、馬に乗ったら全然ガラっと人柄が変わってしまいます。なによりもコーナーワークの上手さ、これを見てもらいたい。」
このように言っておりました。
「それはまさしくバイクのライダーのような、魔術師のようなコーナーワークです。それをしっかりと見てください。」
手紙にそう書いてありました。
その手紙の最後の一行、「高知競馬場の福山雅治」。
どうぞ台の上にお上がりください・・・・・中西達也騎手です。
去年一年間、地方競馬でもっとも多くの勝ち星を上げたのは九州のこの人でした、294勝。
ちなみに南関東で今売り出し中の戸崎圭太という騎手がいますが、地方だけ見れば288勝。
六つの差をつけてこの人トップです。
NARグランプリで表彰を受けました。
今ではもう九州のナンバーワンジョッキーです。
・・・・・山口勲騎手です。
ついに海外で100勝を達成いたしました。
一昨日まで韓国で騎乗しておりました。
その一昨日、韓国で勝っております。
明日早朝に韓国に帰って6ヶ月間の契約で、韓国でレースに騎乗することになっております。
この園田におけるゴールデンジョッキーカップ競走、過去3回優勝しております。
2位が2回あります。去年は3位でした。
もう、全国、海外を含めていろんなところで凄い活躍をしております。
誰が言ったのか「さすらいの下ネタジョッキー」。
・・・・・ミスターピンク・内田利雄。
向正面から3コーナー、さらに4コーナー、直線にかけて外から「すーーーっ」と追い上げていく馬がいる。
まさしく澱みなく、流れるようなレースをします。
そんな時は、騎手は誰かと言えばこの人を思い出してください。
勝ちに拘りながらも、美を追求しております。
美しく勝ちたいという思い、それは4000勝の値打ちだと思います。
昨年は惜しいところで2位でした。
去年優勝したのは岩田康誠、そしてあの時に微差で2位でした。
今年は勝ちに拘るという意気込みを見せております。
・・・・・有馬澄男。
この人はもう本当に生まれもって騎手のような気がします。
年々この人は、その素晴しい素質に磨きがかかりまして、まさに燻し銀。
スタートいたしました時にはワイドでレースを捉えて、やがて「ずーーー」っと縮めていって、直線に入ってピンポイントで勝負する人です。
今年の新春賞、ご覧になりました?
その後のオープンのレースご覧になりました?
あれだけの素晴しい技を持ってる人なんです。
東海地区で8回リーディング取った人です。
まだ、兵庫県に来てリーディング取っておりません。去年は惜しくも2位でした。
リーディングは狙わないのかと聞きましたら、「いや、ひとつひとつその馬にあった乗り方をして大事に乗っていきたい、それだけです。」
僕は思うんです、絶対腹の中でこの人はリーディングを狙ってます・・・・・川原正一。
早く2000勝したい、ゴールデンジョッキーの仲間入りをしたい、そしてゴールデンジョッキーカップ競走のステージに立ちたい。
そんな熱い思いで今日を迎えました、やっと。
ご覧になりました、今日の2R?
とても届かないというあの最後方からの豪快な追い込み。
そしてさっきのレース、前がつかえて出られない、「じーっ」と馬を我慢させて直線外から一気に伸びていく、これこそこの人なんです。
本来ならば田中学騎手とここで並んでいるところなんです。
田中学は幼友達、幼友達は今園田競馬場ではライバルであり戦友でもあります。
その戦友である田中学は、今ファンのみなさん御承知の通りプレート除去手術でこのレースには残念ながら間に合いませんでした。
だけど田中マーくんのために、そしてこの夏にはこの人、パパになります、その子のためにも。
・・・・・木村健です。
以上の12名、ご紹介させていただきました。
ファンの皆さん、熱いご声援本当にありがとうございました。
12名のみなさん、今日はがんばってください。
ファンの皆さんにレースの素晴しさをたっぷりと堪能させてあげてください。
ありがとうございました。
ファンの皆さん、本当にありがとうございました。
今日一日、最後までお楽しみください。
2011-02-23 12:00
nice!(0)
コメント(2)
・・・・・・もう、たまりませんね。
あの語り口で紹介されたら、それだけで感情移入、陶酔してしまいます。
吉田アナの引退説が流れる中で、これまで実は目が不自由でいらっしゃったりと満身創痍で実況をされていたということをつい先日になって初めて知り、驚いたばかりです。
それでも、どれだけ歳を重ねて若いアナウンサーが台頭しようとも、吉田アナは吉田アナにしか表現できない世界観の持ち主でいらっしゃいますね。
いつまでもずっと園田で実況してほしい、大好きな競馬の表現者であってほしいと思うのは、全ての園田ファン共通の思いではないでしょうか。
こうして、sonodayaさんが文字に起こされているのを拝読しただけでどっぷり吉田ワールドに浸かってしまいました。
by COBRIDER (2011-02-23 15:49)
そうですね。
42歳の時に目が不自由になられたようです。
実況を生業とされているので目は命とも思います。
相当な努力をされ克服されたからこそ、吉田節が人の心に沁みるのでしょうね。
42歳といえば今の私と変わらない年齢、つくづく頭が下がります。
本当に勇気を貰いますね。
私もがんばらねばと思います。
しかし、的場文男Jに向かって「息子のようなもの」と言える吉田さんが凄いっすわ。(笑)
お元気でがんばってほしいものです。
by sonodaya (2011-02-23 19:33)