坂本騎手、引退。

ダートを駆ける最後の「胴白・紫縦縞・袖紫」を見届けてきました。












このところ貧乏ヒマ無しで、すっかり遅くなってしまいました。
ま、いつもの事なんですが・・・・・(；￣ー￣)

先日、9月29日付での調教師への転身が発表になり、騎手として最後の開催日でした。
この日は3Rが最初の騎乗で計6鞍に騎乗、メインのA1戦が最終騎乗となります。

「坂本さんが先頭でゴールする最後の姿を撮りたいねえ」

と思いつつも、都合で3Rには間に合わず4Rからになりました。
新聞を見て4Rはアタマありそうやなと思っていましたが、すでに3Rで1人気になっていたんですね。

結局、6鞍中1人気が3回、2人気が1回、3人気が1回、6人気が1回でした。
最終騎乗日のファン心理、恐るべしというところでしょうか。　(￣_￣ i)

そんなファン心理をよそに、結果はというと・・・

3R・リュウノグリーン　1人気 / 3着
4R・タラレバ　　　　　2人気 / 8着
6R・バージンロード　　3人気 / 4着
7R・エナーキー　　　　6人気 / 10着
8R・ダイワルーブル　　1人気 / 12着

と、7・8Rは10頭立て10着と12頭立て12着という状況で最終騎乗となるA1戦を迎えることに・・・・・

メインで坂本さんの乗るスマイルヴィジットは、2走前に逃げてA1で2着。
逆に逃げられなければ惨敗のクチで、テン乗りながら「逃げの坂本」ラスト騎乗にはイイ感じの " らしい " 馬でしたね。
他に " なにがなんでもハナ " の馬も見当たらず、楽逃げも予想され、本日お約束の1人気・・・・・



・・・・で、お約束の「逃げ」。

当然ながら、場内大盛り上がりでファンはワクワクドキドキです。
レース後のインタビューでもありましたが、さすがにココで競り掛けていくなんて空気読めない事はできませんよね。
こうなったら逃げ馬の強みでマイペースに落として淡々とレースを進め、結果4馬身差の完勝で見事に最終騎乗を飾りました。

スマイルヴィジット　父スターリングローズ　母サンデーギムレット　母の父タニノギムレット

このレース、久々に嫁に馬券を頼まれていまして（と言っても200円ですが・・・）、ついでに私も買っていました。お遊びなので3連複5頭ボックスというカワイイ馬券ですが、久々に当たりました。
（カメラ持ってきてる時は、考える時間がないのでお遊びしか買わないんですよ。）

まあ8頭立てで5頭選ぶだけ・・・・つーか、3頭切っただけなんで、当ったというのも恥ずかしいぐらい。

ちなみに切った3頭は、58kgが何気に気になったサワノファインとA1クラス初めてのエーシンバリントン、前走はともかく、近走冴えないブリちゃん（好きなんですが）の3頭。

そんな馬券なので配当も1980円とカワイイんです。

で、よくよく考えると・・・・・

馬券は3連複5頭ボックスなので投資額は1000円ですよね。
プラス嫁の頼まれ馬券が200円。
さらに4R以降の坂本さんの単勝を100円づつ買っていたので500円。
なんとなくコーヒー一杯飲んで150円。
んで、競馬場の入場料が100円。

締めて1950円・・・・・てことは配当1980円 - 1950円で勝ちは30円。

ま、こんなもんです・・・・・((( -＿-)


閑話休題。

坂本和也騎手　通算11037戦 926勝

引退セレモニーで4角に眠る父（坂本勝美元騎手・兵庫）に語りかける姿は胸を打つものがありました。

個人的には、「逃げ」というイメージはあまりなく、どちらかというとクセ馬に多く乗ってらしたような印象で、それだけ御す腕を買われての事かなと勝手に思っていました。

やはり印象に残るのは、昨年の兵庫ダービーでしょうか。

以前の重賞勝ちは存じ上げない私なので、菊水賞・のじぎく賞・兵庫ダービーでのユメノアトサキとのコンビがどうしても思い出されますね。

ユメノアトサキ　父サウスヴィグラス　母ボヤージ　母の父クロフネ

これを書いている今日は30日なので、もうすでに坂本調教師。
坂本さんらしい逃げ馬もありですが、個性的な馬を育てて欲しいですね。

いつか大きな舞台の表彰式で、調教師としてそのお姿を見たいものです。
楽しみにしています。




そうそう、忘れる訳にいかない、
この馬とのコンビ・・・・・

パドックで周回できない馬・オランジェ。レースへいっても逃げの一手でした。
そんなオランジェが挙げた13勝のうち、坂本さんとのコンビによる勝ち星は7勝、そのうち6回は逃げきりでした。

坂本さん、おつかれさまでした。

タグ：スマイルヴィジット 坂本和也