第46回 摂津盃 [Race Photo]
真夏のハンデ重賞。
【2014/08/17 0:00 更新】 記事内容を更新いたしました。
2012年の9月7日、園田で初めてのナイター競馬開催。
この杮落としの舞台で、メイン競走を担ったのが摂津盃でした。
その時勝ったのは、橋本忠男厩舎所属の牝馬エーシンアガペー。
田中学騎手のガッツポーズと共に、新しい園田のスタートに華を添える鮮やかな勝利でした。
初のナイターから1ヵ月後、同じ橋本忠男厩舎から、同じく「エーシン」を冠する一頭の牝馬がデビューしました。デビュー戦こそ勝利を飾ったものの、その後は一進一退のレースぶり。
しかしこの春、発馬難が解消してくると重賞2勝を含む怒涛の5連勝。
あの初めてのナイターから2年、その一頭の牝馬は、牝馬ながら堂々トップハンデと1人気を背負い、厩舎の先輩が制した伝統のハンデ重賞に挑むまでになりました。
その馬こそエーシンサルサ、園田生え抜きの新たなヒロインです。
エーシンサルサの背負う斤量は57kg、出走予定だったタガノジンガロが59kgだったので、ダートグレードを制した馬と重賞2連勝中とはいえ、そのどちらもが牝馬限定重賞だった馬が、セックスアローワンスを加味すると同斤量とは見込まれすぎじゃないのという感もありました。
しかしながら出馬表に年代表馬のニシノイーグルや昨年春のチャンピオン・エリモアラルマ、兵庫ダービー馬・ハイパーフォルテなど牡馬一線級の名前があるものの、残念ながら近走冴えないのも事実。
「結局、エーシンサルサしかない」というのがファン心理だったでしょうか。
ハンデ頭が57kg、次点が55kg、その差1.5kg（実質3.5kg）もあるほどチカラが抜けていると思えば、単1.3倍は「ついてる方」と思うでしょうし、背負い頭の牝馬なのにチカラを見込まれすぎと思えば「危ない割りに、つかなさすぎ」という微妙さが1.3倍という数字だったのかもしれませんね。
ところがレースの方は・・・・・
そんなん1.3倍どころではなく、レース内容だけ見れば元返しでもおかしくないほどの圧勝劇！
好発から叩いてハナを制すると、終始先頭を譲る事なく直線へ。
ゲートオープン直前に降った強い雨の馬場で後ろの馬が思うように差を詰められないなか、追われると3馬身・4馬身・5馬身と一気に差を広げ、最後は6馬身差で圧巻のゴール。
重賞3連勝を飾ると共に牝馬のトップクラスではなく、兵庫のトップクラスであることを証明した一戦でした。
ほんま、タメ息がでるほど強い競馬でございました。
混戦の2着にはサトノフェニックス。
勝ち馬には完敗とはいえ、初めての重賞で2着争いを制する事ができたのは、母・エリモシックの後押しがあったのかもしれませんね。
3着にはツルマルホクト。
2走前にオープン3着とはいえ、今回はメンバーも違うし買いにくい馬でしたね。
これが11人気で3連単は4万1520円と、エーシンサルサが勝ったにも関わらず荒れました。
ま、ツルマルは買いづらいわな・・・・・Σ(￣⊥￣lll)
最後の一頭の取捨選択で切ってしまう・・・そんな気がしてしょうがないです。
それにしてもエーシンサルサの見事な走りが記憶に残る、そんな印象深い摂津盃でありました。
【2014/08/17 0:00 更新】 記事内容を更新いたしました。
2012年の9月7日、園田で初めてのナイター競馬開催。
この杮落としの舞台で、メイン競走を担ったのが摂津盃でした。
その時勝ったのは、橋本忠男厩舎所属の牝馬エーシンアガペー。
田中学騎手のガッツポーズと共に、新しい園田のスタートに華を添える鮮やかな勝利でした。
初のナイターから1ヵ月後、同じ橋本忠男厩舎から、同じく「エーシン」を冠する一頭の牝馬がデビューしました。デビュー戦こそ勝利を飾ったものの、その後は一進一退のレースぶり。
しかしこの春、発馬難が解消してくると重賞2勝を含む怒涛の5連勝。
あの初めてのナイターから2年、その一頭の牝馬は、牝馬ながら堂々トップハンデと1人気を背負い、厩舎の先輩が制した伝統のハンデ重賞に挑むまでになりました。
その馬こそエーシンサルサ、園田生え抜きの新たなヒロインです。
エーシンサルサの背負う斤量は57kg、出走予定だったタガノジンガロが59kgだったので、ダートグレードを制した馬と重賞2連勝中とはいえ、そのどちらもが牝馬限定重賞だった馬が、セックスアローワンスを加味すると同斤量とは見込まれすぎじゃないのという感もありました。
しかしながら出馬表に年代表馬のニシノイーグルや昨年春のチャンピオン・エリモアラルマ、兵庫ダービー馬・ハイパーフォルテなど牡馬一線級の名前があるものの、残念ながら近走冴えないのも事実。
「結局、エーシンサルサしかない」というのがファン心理だったでしょうか。
ハンデ頭が57kg、次点が55kg、その差1.5kg（実質3.5kg）もあるほどチカラが抜けていると思えば、単1.3倍は「ついてる方」と思うでしょうし、背負い頭の牝馬なのにチカラを見込まれすぎと思えば「危ない割りに、つかなさすぎ」という微妙さが1.3倍という数字だったのかもしれませんね。
ところがレースの方は・・・・・
エーシンサルサ 父 サウスヴィグラス 母 サクラメントガール 母の父 Devil His Due
そんなん1.3倍どころではなく、レース内容だけ見れば元返しでもおかしくないほどの圧勝劇！
好発から叩いてハナを制すると、終始先頭を譲る事なく直線へ。
ゲートオープン直前に降った強い雨の馬場で後ろの馬が思うように差を詰められないなか、追われると3馬身・4馬身・5馬身と一気に差を広げ、最後は6馬身差で圧巻のゴール。
重賞3連勝を飾ると共に牝馬のトップクラスではなく、兵庫のトップクラスであることを証明した一戦でした。
ほんま、タメ息がでるほど強い競馬でございました。
混戦の2着にはサトノフェニックス。
勝ち馬には完敗とはいえ、初めての重賞で2着争いを制する事ができたのは、母・エリモシックの後押しがあったのかもしれませんね。
3着にはツルマルホクト。
2走前にオープン3着とはいえ、今回はメンバーも違うし買いにくい馬でしたね。
これが11人気で3連単は4万1520円と、エーシンサルサが勝ったにも関わらず荒れました。
ま、ツルマルは買いづらいわな・・・・・Σ(￣⊥￣lll)
最後の一頭の取捨選択で切ってしまう・・・そんな気がしてしょうがないです。
それにしてもエーシンサルサの見事な走りが記憶に残る、そんな印象深い摂津盃でありました。
2014-08-16 00:25
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コメント(2)
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遅ればせながら、ブログ５周年おめでとうございますm(_ _)m
今回はsonodayaさん節の利いた記事にゾクゾクしながら、エーシンサルサの圧勝を反芻しています。
それにしても、強かったですね！！
サトノフェニックスが戴冠できるならここか？！と思っていたのですが、サルサ強すぎでした。
まったく敵いませんでした。
sonodayaさんおっしゃるように、牝馬のトップクラスではなく、園田のトップクラスを堂々名乗れる存在になりましたね。
同型のハルイチとの勝負がこの先待っているかと思うと、どんなレースになるやらと凄く楽しみです。
ツルマルは・・・・・・次から切るに切れない馬が増えてしまいました(笑)
by COBRIDER (2014-08-18 10:19)
>COBRIDERさま
ありがとうございます。
「sonodaya節」なんていうのがありましたか、これはお恥ずかしい。
^^;;;
強くなりましたね。
「ハンデ、少し見込まれすぎたかな」とも思いましたが、なんのなんの。
トップハンデ何処吹く風でしたね。
グランダムとの兼ね合いもあると思いますが、秋からの活躍次第では年度代表もあるかもしれませんね。^^
by sonodaya (2014-08-18 21:45)