一枚の馬券 No.2

1989年11月19日・・・・・


22年前のこの日、京都競馬の第10レースは第6回マイルチャンピオンシップ（G1）。
去年、エーシンフォワード＆岩田コンビが勝ったマイルCSはなんと第27回。
もう「ひと昔」どころやないね、ホンマに。



馬券を見て、マイルCS・1番枠でピンときた方は、間違いなく同世代。

このレースの1枠1番はオグリキャップ。
ご存知日本競馬史上最高のアイドルホースです。

旧4歳の重賞6連勝から古馬一線級（と言うか、タマモクロス）に2度敗れて、雪辱を果たした有馬記念。
それから休養に入り、翌年の秋から戦線復帰。
オールカマーを順当勝ちし、今でも最高のデッドヒートと思うイナリワンとの激闘を制した毎日王冠、スーパークリークにやられた第100回のメモリアル天皇賞を経たあとのマイルCSでした。

次週のジャパンカップにも連闘で出走が予定されており物議をかもしたレースでもあります。
レースそのものはみなさんご存知のとおり4角で包まれて、豊のバンブーメモリーとの間にとても届かない差が生まれるも、内から信じられない伸びでハナ差したところがゴール。

つまりこれは「当たり馬券」ですな。
ま、オグリの単勝で「当たり馬券」言われてもねえ・・・って感じなんですが、このレースの単勝は130円。
500円の馬券なので650円の配当やったんですな。

650円て、150円儲け・・・・・orz

ちなみに、ほとんど勝ったと思わせたバンブーメモリーの単は4.0倍でした。
オグリも、このマイルCSも皆さんが良く知ってるレースでしょうからあんまり書きませんが、3着馬が何やったか覚えてる方はどれぐらいいらっしゃいますでしょうか？

当時は圏外でしたが、今なら3着は3連馬券の対象ですもんね。
当のsonodayaも忘れていました。

・・・・・ホクトヘリオス。

なんて懐かしい・・・・・善臣に競馬を教えた馬として有名ですね。
勝負服が目に浮かぶわあ。
常に後方から直線一気の競馬をする芦毛馬で、差し・追込贔屓だった私のお気に入りでもありました。

4着は今は無き岡潤一郎のルイジアナピット。
5着は田島（良保やなくて信行の方）のサンキンハヤテ。

お気に入りの騎手さんでは、河内洋がシヨノロマンで10着。
松永ミッキーはナルシスノワールで14着。

その他、ご贔屓馬関連では、グレートモンテが猿橋騎乗で11着。
ウィニイングスマイルが田村騎乗で15着。

そんなマイルチャンピオンシップでした。
ちなみにWikiのオグリキャップに貼られている画像はこのレースでのものです。


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オグリキャップ
　父　ダンシングキャップ
　母　ホワイトナルビー
　母の父　シルバーシャーク

通算32戦 22-6-1-3 （地方成績 12戦 10-2-0-0）
主な勝ち鞍 ： 有馬記念（G1）2回・マイルCS（G1）・安田記念（G1）

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オグリキャップの馬券で残ってるのはコレだけなんですよ。
本当は最後の有馬記念の単勝があればよかったんやけどねえ。

「なんで買ってへんかなぁ・・・・・」　┐(￣ヘ￣）┌

そんな中途半端ぐあいが自分らしいと思ってみたり。



たった一枚でも、馬券の思い出は尽きず・・・・・。

コメント 3

おお～！！
あのマイルCSの当たり馬券とはスゴイ！！

１枚の馬券からでも、思い出は滾々と溢れ出てきますね。
どんなレースの投票であっても、その時の閃きや思い入れが詰め込まれていて、そしてその馬券を握り締めながら観たほんの数分の興奮・・・・・・
sonodayaさんが当時買われた梅田WINSの雑踏が聞こえてくるようです。

もう20年以上も昔の話になってしまうのですね。
でも、当時の馬名を見ただけで心がウキウキしてしまいます。
ホクトヘリオスにルイジアナピットだなんて！
猿橋さんが居たなんて！

脳裏に蘇るはあのときのままの「競走馬」。
何年経っても、旅立ってしまった馬たちでも、いつでも一番輝いていた頃の姿をこうして思い描く事ができるのは、私達にとっても、馬達にとっても幸せな事なのかもしれませんね。
私はこのレースのメンバーだとシヨノロマンの名前にグっときました。
調べてみると2009年の産駒が居るんですね！驚きです。

オグリキャップの頃は未成年だったので、私は馬券を持っていません。
この一枚でも手元に置かれてるsonodayaさんが羨ましいです＾＾

また思い出馬券のシリーズ楽しみにしています♪♪
by COBRIDER (2011-04-26 11:11) 

COBRIDERさん、こんばんは。

私の中では猿橋JKといえばヤマヒサローレルであります。
ベガ勝った桜花賞で4着で、サンスポ4歳牝特（今のフローラSかな）では岡部さんに乗り替わって勝って・・・・・

こういうネタでblogを書いて、登場馬の近況を改めて調べたたりすると、元気に活躍してたら嬉しいんですが、亡くなっている場合も少なくありません。
なにせ20年近く経っているので・・・・・命なんで仕方ないとはいえ、寂しいものを感じます。

ヤマヒサローレルも2007年に亡くなっていたようです。
遅ればせながら、本日合掌させていただきました。

by sonodaya (2011-04-26 20:24) 

鹿毛ながら、派手な４白大流星の、良い馬でしたねヤマヒサローレル。
大好きな馬でした。
４年前に亡くなっていたとのこと、sonodayaさんのコメントを拝読して私も本日改めて合掌させていただきました。

昔を回顧する楽しさと背中合わせにこうした寂しい事実も知って、時代を感じ切なくなるのも「ブラッドスポーツ」の運命たるものですね。
競馬歴が長くなるほど、残念なニュースにも接しなければなりません。
でも、「あの時はこうだったな」と思い出してあげることで、馬達への供養と、自分の気持ちへの整理になるのかもしれませんね。

ちなみに、猿橋さんと言えば、私の中ではあのゴールドシチーでの「何してくれんねん！」的京都新聞杯のイメージが強くて(笑)、でございます。
by COBRIDER (2011-04-26 22:24)