競走馬の肖像・15 「キンショールビー」 [Horse Photo]
オグリキャップより、ナリタブライアンより、ディープインパクトより・・・・・私にとっては特別な馬です。
父 ヤマニンスキー
母 ツルミスター
母の父 イエローゴッド
宮村牧場生産 1985年4月11日生
生涯成績 23戦 8-4-3-8
総収得賞金 5億2422万7500円
主な勝鞍 皐月賞・G1 天皇賞（秋）・G1 産経大阪杯・G2 京都新聞杯・G2 鳴尾記念・G2
1990年度 JRA最優秀父内国産馬
もうおわかりですね。
オグリキャップが亡くなった時はスーパークリークと連名で弔電もだしました。（＾＾；
（そのクリークも逝ってしまいましたが・・・・・）
sonodaya最初にして最高のご贔屓馬、ヤエノムテキです。
ヤエノムテキは3歳時（今の2歳）は出走してないんですね。
いわゆる年明けデビューの馬です。（しかも2月・・・・・）
この頃、sonodayaは競馬も見てなかったし、競馬で思いつくことといえば「シンボリは強い！」ぐらいでした。
なぜに「シンボリは強い」と思ってたのかは、今となっては本人もわからんですが、どうもルドルフが無敗の3冠で騒がれて、一般紙に載ったり、ニュースになったのが頭の中に残ってて、翌年のシリウスが「オレもシンボリやからツヨイねん」とばかりにダービー勝って、私の頭に「シンボリ＝強い」って図式ができたようです。
今から思えばルドルフはともかくシリウスはねぇ・・・・・（ダービー馬に失礼ですが。）
この年の春に少しずつ競馬に興味もって、スポーツ新聞等を読むようになり少しづつハマっていきました。
とにかく素人で万馬券の友に「ブック」っていわれて、ペラペラやのに「なぜにブック？」とか思ってましたから・・・・・（ブックメーカーって言葉を知らんかったもんねえ）
この年は中山が改装中で皐月賞は府中で行われたんですが、そこをヤエノムテキが勝ちます。
デビューから4戦目、しかも勝ち鞍はダートのみ、6分の3の抽選をくぐり抜けての勝利でした。
続くダービーは2人気。
1人気は阪神3歳S勝ちのサッカーボーイ、ムテキに続く3人気は朝日杯3歳S勝ちのサクラチヨノオー。
皐月賞勝ちで東西3歳チャンプの間に割って入った形でした。
このダービーは4着に終わります。
勝ったのはチヨノオーで、メジロアルダンに交わされ負けたと思ったところを驚異的な差し返しにでて栄光をつかみました。
思えばアルダンのツキのなさはここから始まったように思いますね。
ムテキはこの後、中スポ賞4歳S（当時は1800m）に出てサッカーボーイの後塵を拝し2着。
9月に函館のUHB杯（1800m）を勝って、菊の前哨戦である京都新聞杯に駒をすすめます。
このレースを1人気で快勝し本命馬として菊花賞へ向かいますが、このレースで不利を受けて6着に敗れていたのが若武者武豊の乗るスーパークリークでした。
このスーパークリークがスーパーステイヤーであれほどの馬になるとは露知らず・・・・・
ライバルであるサッカーボーイは中スポ賞の後、函館記念を日本レコードで楽勝し、菊か盾か注目されていましたが故障でどちらにも出走することなく、マイルCSへ向かい復帰戦を4歳馬ながら楽勝します。
サッカーボーイもマイルから中距離の馬でしたが、特にマイルでの切れ味はまさに「弾丸シュート」でした。
ムテキもサッカーボーイも菊を目指していたように、まだクラシックに威厳と値打ちがありました。
今なら、菊どころかダービーも捨ててマイル～中距離路線の馬や、アッサリ芝捨ててダート路線に向かう馬が、結構普通にいますが当時はそんなことありえない時代だったんですよね。
バブルガムフェローの天皇賞（秋）あたりから、馬の適正を考えて路線やローテーションを組む傾向が強くなってきた感じがします。
馬中心の考え方になってきた事により、マイル路線やダート路線が整備され良い循環が生まれるんですよね。
それと歩調をあわせてステータスも上がっていくんだと教えられた時代の流れでした。
ヤエノムテキが今のダート体系を歩んでいたなら、4歳ダートチャンプになったかもしれんと結構マジに思います。
ムテキは新馬戦と2戦目の沈丁花賞と2連勝していますが、この2戦がダート戦でそれぞれ7馬身・12馬身というブッチぎりで楽勝しており、今ならユニコーンSからJDDにぜひ行って欲しいと思わせる成績でした。
悲しいかな当時のダート戦は芝で通用しない馬がでるレースみたいな偏見がありましたよね。
それを思えば隔世の感があります。
さてさて、話を戻すと菊に向かったムテキは今から思えば当然の惨敗。
2200mを境に末脚がまるで違うという、距離的にはとっても判り易い馬でした。（＾＾；
そして、菊の次走で鳴尾記念（当時は2500mハンデのG2戦）に出走し、sonodaya初の競馬場見参のメインレースでハナ差勝ちで勝ち馬券を恵んでくれることとなります。
まぁ、枠連で380円という可愛い馬券でしたけど、sonodayaにとってすべての原点がここにあるレースです。
ヤエノムテキを書くと長くなりそうな気がしてたんですが、4歳の秋までですでにこの字数・・・・・
そろそろまとめにかからないと・・・・・
なんにせよ、四白流星のハデで筋骨隆々のゴツい馬体、いくつになってもヤンチャな性格、すべてがお気に入りのヤエノムテキでした。
そんな締めかい・・・・・(￣▽￣;)!!
そういえば「馬鹿つく」という競馬用語を教えてくれたのもムテキでしたわ・・・・・ｗｗｗ
ほんまにキリがないので、ムテキのこれより後は機会があれば書くことにしてキンショールビーの紹介をしましょうかね。
キンショールビー 父ステイゴールド 母ワイオミングクイン 母の父ジェネラス
厩務員さんのお髭が素敵すぎです。（＾＾）
まさに美髭！！
8月19日 8R C2 3歳上 5着時 （寺地誠一騎手）
2代母はツルミスター、つまり母ワイオミングクインはムテキの異父妹にあたります。
生産牧場も宮村牧場でムテキと同じ。
キンショールビーは女の子ですが、ムテキと同じく年明け3歳の2月（今年）にJRAデビュー。
以来、中央5戦も0-0-0-5で兵庫へやってきました。
7月29日のC2戦を太郎ちゃんで4着、8月19日のC2戦を寺地騎手で5着となっています。
ほんまに血統表に「ツルミスター」の名前を見た時は嬉しくなりました。
園田でムテキ所縁の血統馬に会えるとは・・・・・(/＿＜) ﾅｹﾙﾈｪ
8月19日の後、出走はないんですが競馬場で会えるのが楽しみな一頭がまた増えました。
あれも書かないと、これも書かないと、と思うとバラバラで支離滅裂で読みにくい文になってしまいましたが、ここまでお読みいただきました方お疲れになったことでしょう。
本当にありがとうございます。
最近、キャップもクリークも逝ってしまったのでムテキやサッカーボーイにはもうしばらくがんばってもらいたいと切に願っています。
みんなそういう歳になってきたということなんでしょうが、一斉にいなくなるのはあまりにも寂しいですからね。
キンショールビーの流星に、叔父の面影を思いながら応援したいものです。
父 ヤマニンスキー
母 ツルミスター
母の父 イエローゴッド
宮村牧場生産 1985年4月11日生
生涯成績 23戦 8-4-3-8
総収得賞金 5億2422万7500円
主な勝鞍 皐月賞・G1 天皇賞（秋）・G1 産経大阪杯・G2 京都新聞杯・G2 鳴尾記念・G2
1990年度 JRA最優秀父内国産馬
もうおわかりですね。
オグリキャップが亡くなった時はスーパークリークと連名で弔電もだしました。（＾＾；
（そのクリークも逝ってしまいましたが・・・・・）
sonodaya最初にして最高のご贔屓馬、ヤエノムテキです。
ヤエノムテキは3歳時（今の2歳）は出走してないんですね。
いわゆる年明けデビューの馬です。（しかも2月・・・・・）
この頃、sonodayaは競馬も見てなかったし、競馬で思いつくことといえば「シンボリは強い！」ぐらいでした。
なぜに「シンボリは強い」と思ってたのかは、今となっては本人もわからんですが、どうもルドルフが無敗の3冠で騒がれて、一般紙に載ったり、ニュースになったのが頭の中に残ってて、翌年のシリウスが「オレもシンボリやからツヨイねん」とばかりにダービー勝って、私の頭に「シンボリ＝強い」って図式ができたようです。
今から思えばルドルフはともかくシリウスはねぇ・・・・・（ダービー馬に失礼ですが。）
この年の春に少しずつ競馬に興味もって、スポーツ新聞等を読むようになり少しづつハマっていきました。
とにかく素人で万馬券の友に「ブック」っていわれて、ペラペラやのに「なぜにブック？」とか思ってましたから・・・・・（ブックメーカーって言葉を知らんかったもんねえ）
この年は中山が改装中で皐月賞は府中で行われたんですが、そこをヤエノムテキが勝ちます。
デビューから4戦目、しかも勝ち鞍はダートのみ、6分の3の抽選をくぐり抜けての勝利でした。
続くダービーは2人気。
1人気は阪神3歳S勝ちのサッカーボーイ、ムテキに続く3人気は朝日杯3歳S勝ちのサクラチヨノオー。
皐月賞勝ちで東西3歳チャンプの間に割って入った形でした。
このダービーは4着に終わります。
勝ったのはチヨノオーで、メジロアルダンに交わされ負けたと思ったところを驚異的な差し返しにでて栄光をつかみました。
思えばアルダンのツキのなさはここから始まったように思いますね。
ムテキはこの後、中スポ賞4歳S（当時は1800m）に出てサッカーボーイの後塵を拝し2着。
9月に函館のUHB杯（1800m）を勝って、菊の前哨戦である京都新聞杯に駒をすすめます。
このレースを1人気で快勝し本命馬として菊花賞へ向かいますが、このレースで不利を受けて6着に敗れていたのが若武者武豊の乗るスーパークリークでした。
このスーパークリークがスーパーステイヤーであれほどの馬になるとは露知らず・・・・・
ライバルであるサッカーボーイは中スポ賞の後、函館記念を日本レコードで楽勝し、菊か盾か注目されていましたが故障でどちらにも出走することなく、マイルCSへ向かい復帰戦を4歳馬ながら楽勝します。
サッカーボーイもマイルから中距離の馬でしたが、特にマイルでの切れ味はまさに「弾丸シュート」でした。
ムテキもサッカーボーイも菊を目指していたように、まだクラシックに威厳と値打ちがありました。
今なら、菊どころかダービーも捨ててマイル～中距離路線の馬や、アッサリ芝捨ててダート路線に向かう馬が、結構普通にいますが当時はそんなことありえない時代だったんですよね。
バブルガムフェローの天皇賞（秋）あたりから、馬の適正を考えて路線やローテーションを組む傾向が強くなってきた感じがします。
馬中心の考え方になってきた事により、マイル路線やダート路線が整備され良い循環が生まれるんですよね。
それと歩調をあわせてステータスも上がっていくんだと教えられた時代の流れでした。
ヤエノムテキが今のダート体系を歩んでいたなら、4歳ダートチャンプになったかもしれんと結構マジに思います。
ムテキは新馬戦と2戦目の沈丁花賞と2連勝していますが、この2戦がダート戦でそれぞれ7馬身・12馬身というブッチぎりで楽勝しており、今ならユニコーンSからJDDにぜひ行って欲しいと思わせる成績でした。
悲しいかな当時のダート戦は芝で通用しない馬がでるレースみたいな偏見がありましたよね。
それを思えば隔世の感があります。
さてさて、話を戻すと菊に向かったムテキは今から思えば当然の惨敗。
2200mを境に末脚がまるで違うという、距離的にはとっても判り易い馬でした。（＾＾；
そして、菊の次走で鳴尾記念（当時は2500mハンデのG2戦）に出走し、sonodaya初の競馬場見参のメインレースでハナ差勝ちで勝ち馬券を恵んでくれることとなります。
まぁ、枠連で380円という可愛い馬券でしたけど、sonodayaにとってすべての原点がここにあるレースです。
ヤエノムテキを書くと長くなりそうな気がしてたんですが、4歳の秋までですでにこの字数・・・・・
そろそろまとめにかからないと・・・・・
なんにせよ、四白流星のハデで筋骨隆々のゴツい馬体、いくつになってもヤンチャな性格、すべてがお気に入りのヤエノムテキでした。
そんな締めかい・・・・・(￣▽￣;)!!
そういえば「馬鹿つく」という競馬用語を教えてくれたのもムテキでしたわ・・・・・ｗｗｗ
ほんまにキリがないので、ムテキのこれより後は機会があれば書くことにしてキンショールビーの紹介をしましょうかね。
キンショールビー 父ステイゴールド 母ワイオミングクイン 母の父ジェネラス
厩務員さんのお髭が素敵すぎです。（＾＾）
まさに美髭！！
8月19日 8R C2 3歳上 5着時 （寺地誠一騎手）
2代母はツルミスター、つまり母ワイオミングクインはムテキの異父妹にあたります。
生産牧場も宮村牧場でムテキと同じ。
キンショールビーは女の子ですが、ムテキと同じく年明け3歳の2月（今年）にJRAデビュー。
以来、中央5戦も0-0-0-5で兵庫へやってきました。
7月29日のC2戦を太郎ちゃんで4着、8月19日のC2戦を寺地騎手で5着となっています。
ほんまに血統表に「ツルミスター」の名前を見た時は嬉しくなりました。
園田でムテキ所縁の血統馬に会えるとは・・・・・(/＿＜) ﾅｹﾙﾈｪ
8月19日の後、出走はないんですが競馬場で会えるのが楽しみな一頭がまた増えました。
あれも書かないと、これも書かないと、と思うとバラバラで支離滅裂で読みにくい文になってしまいましたが、ここまでお読みいただきました方お疲れになったことでしょう。
本当にありがとうございます。
最近、キャップもクリークも逝ってしまったのでムテキやサッカーボーイにはもうしばらくがんばってもらいたいと切に願っています。
みんなそういう歳になってきたということなんでしょうが、一斉にいなくなるのはあまりにも寂しいですからね。
キンショールビーの流星に、叔父の面影を思いながら応援したいものです。
2010-09-11 15:44
nice!(2)
コメント(3)
QRコード
sonodayaさんの、ヤエノムテキ号に対する熱い想いが伝わる文面、できれば古馬になってからのムテキの足跡も近々読ませていただきたいです＾＾
私もヤエノムテキが大好きで、あのお見事な四白流星を見た瞬間イチコロでした。
ツルミスターは見た事が無いのですが、きっとキレイな馬なんだろうなぁと想像が出来ます。
私はムテキが勝った東京2000の各レースよりも、有馬記念での放馬が最も印象に残っていますね(笑)
岡部騎手を振り落として悠々と楽しげに走るあのシーン、忘れる事ができません。
本当に、お茶目な馬でしたね＾＾
種牡馬入りしてから会いに行きましたが、夏バテ中に厩舎から無理言って出してもらったのでご機嫌ナナメ＆目の下にクマ、と、申し訳なかったのを思い出します。
また会いに行けたら良いな・・・・・・
これといった産駒を出せていないのが残念ではありますが、ツルミスターの血を引く馬達が未だ現役なのは本当に嬉しい限りです。
この子は繁殖に上げてもらえるかな。
どうかこの血を、ずっと繋げていってほしいですね。
キンショールビー号の活躍を祈ります。
by COBRIDER (2010-09-13 13:48)
＜追伸＞
キンショールビー号の厩務員さんのお髭、本当に立派ですねぇ！！
サンタクロース並みですね＾＾
これはなかなか見られるお髭ではありませんな。
by COBRIDER (2010-09-13 13:51)
COBRIDERさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
” 熱い思い ” とはお恥ずかしい・・・・・
しかし、ゴロンと丸く見せながらも筋骨隆々で、スマートと言うには程遠い姿でドットコドットコ伸びてくるヤンチャ坊主が大好きでしたね。
続きですか？（笑）
いずれ気が向いた時に・・・という事にしておいてください。
ムテキの足跡を追うとあれこれ考えてしまって、やたら時間だけが過ぎてゆくんで。（＾＾；
ま、そのうちに考えます。ｗｗｗ
by sonodaya (2010-09-13 17:06)