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競走馬の肖像・11 「ダノンロゼ」 [Horse Photo]

思い出の一族はなんですか?

とは言っても、私が「〇〇〇一族」と認識しているのは、「華麗なる一族」・「スカーレット一族」・「薔薇一族」の3つだけだったりするのですが・・・・・(^^;


「華麗なる一族」
1957年に輸入された牝馬・マイリーが産んだ持込馬・キユーピツトの牝系子孫。
主な活躍馬にオークスのヤマピット、スワンS・高松宮杯のイットー、桜花賞・エ女王杯のハギノトップレディ、宝塚記念のハギノカムイオー、安田記念・スプリンターズSのダイイチルビー、JBCスプリントのマイネルセレクトなど。
最近では、エイムアットビップやヴィーヴァヴォドカなども華麗なる一族の子孫です。

sonodaya的には、ファミリーラインという考え方を教えてくれた一族で、競馬は牝系統が重要というのを認識させられたました。
多数の活躍馬を排出していますが、私がライブで知っているのはダイイチルビー以降でして、初めのイットーやハギノトップレディを知らないので、どちらかと言うと「伝説の一族」って印象です。
ダイイチルビーは大好きな馬でして、うまく言えないんですけど「華麗なる一族」のダイイチルビーじゃなくて、sonodayaにとってはダイイチルビーが属する「華麗なる一族」って感じなんですよねえ・・・・・。


「スカーレット一族」
1973年に社台ファームが購入したスカーレットインクから派生する牝系子孫。
主な活躍馬として、スカーレットインクの直仔に報知杯4歳牝馬特別のスカーレットリボン、京都牝馬特別など重賞4勝のスカーレットブーケ。
孫の代に入るとさらに活躍馬を排出し、G1級5勝のダイワメジャー、同じく4勝のダイワスカーレットを筆頭にダイワルージュ、スリリングサンデー、ブルーリッジリバーなど。
さらに次の世代からもヴァーミリアン、サカラート、トーセンジョウオーなどが出ており、現在最も隆盛を誇っている一族。

sonodayaにとってもっとも印象深い一族がこのスカーレット一族。
競馬始めた年の桜花賞の1人気がスカーレットリボンやったんすよね。
3年後に全妹のブーケが豊騎乗で桜花賞に出走して3人気4着。
正直この頃はスカーレット一族とか呼ばれるようになるとは、とっても思ってませんでした。(笑)
ダイワルージュとかブルーリッジリバーがでて、「おっ」って思ったら、ダイワメジャーとヴァーミリアンがドンドンときて、ダイワスカーレットでドカーンと大爆発って感じです。
もともとリボンやブーケの頃からスピードはあって、代を経るごとにスタミナと勝負強さを加えていったような牝系。
私にとっては始まりも隆盛も知る唯一の一族となってます。


「薔薇一族」
フランスからの輸入牝馬ローザネイから派生する牝系子孫。
主な活躍馬としては、ローザネイの直仔にデイリー杯3歳Sのロゼカラー、オールカマーなど重賞5勝のロサード、セントライト記念など重賞3勝のヴィータローザ。
ロゼカラーの仔にフィリーズレビュー・マーメイドSのローズバド、金鯱賞など重賞3勝のローゼンクロイツ。
そして一族悲願のG1制覇を成し遂げたローズバドの仔・ローズキングダムなど。

正直、意外に早くG1に手が届いたなって印象の薔薇一族。
今日の主役・ダノンロゼも立派な薔薇一族です。

100722_Portrait_DanonRose.jpg
ダノンロゼ 父フレンチデピュティ 母ロゼダンジュ 母の父サンデーサイレンス

母ロゼダンジュはローザネイの3番仔、異父姉ロゼカラー、全兄ロサード、全弟ヴィータローザとなります。
ダノンロゼ自身はJRAでデビューし7戦0-1-1-5の戦績。
2戦目の芝のマイル戦で3着し、続く3戦目の芝2000m戦で2着したものの、その後は12・10・9・7着と尻すぼみになり、ほぼ1年の休養の後、本年6月の姫路戦で当地デビュー。
デビュー戦は1人気に押されるも4着、続くC2戦でも1人気で3着、そして先日のC2戦でタガノユニヴァースに1人気を譲ったものの逃げ切って初勝利を上げました。

正直、芝向きのような気がするし、この血統なので馬が立ち直れば中央へ戻るんでしょうけど、
園田で薔薇一族ってのもなかなかないんで、今回撮れて良かったです。
しかも、勝ったし。(^^)

ローズキングダムがG1に勝ったんですが、これぐらいでは大爆発とは呼べませんよね。
期待も大きい分厳しいのですが、年度代表馬クラスを排出するポテンシャルは十分にある牝系だと思うので、楽しみにしながらそんな馬の登場を待ちたいと思います。
もちろんキングダムのこれからにも期待してますよ。(笑)

そして、やがて園田卒業生となるであろうダノンロゼにも。(^^)





しかし、今日の「肖像」は、前フリ長かったなぁ・・・・・

ε=( ̄。 ̄;A   by sonodaya


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コメント 6

馬大好き

思わぬところで、昔、大好きだった馬のお母さんの名が・・・
ヤマピット・・・
ヤマピットのたった一頭の産駒、ボージェスト
大好きな馬でした。

sonodayaさんがあげられた、3つの一族、今ではどの一族も
捨てがたいです。

懐かしいやら何やらで、興味深く読ませて頂きました。
sonodayaさんのブログはいいわぁ。。。
by 馬大好き (2010-07-25 11:23) 

sonodaya

馬大好きさん、こんばんは。

書き込みありがとうございます。
残念ながら私はボージェストを知らないので調べてみたら、ハイセイコーやタケホープあたりと同期のようですね。

たとえ大レースに勝てなくても、100人の競馬ファンそれぞれに100頭の特別な馬がいるんだと思います。
そして、そんなファンがいる馬も、そんな特別な馬がいるファンも、どちらも幸せなんだなと実感しております。

血統表の隅にご贔屓だった馬の名前を見たときの嬉しさは、長く競馬ファンであればあるほど大きくなるのでしょうね。
馬大好きさんは、競馬ファンとしては私より大先輩なのではと推察いたします。
なので、そういった嬉しさに触れられる機会も多いのでしょうね、羨ましい限りです。(^^)

思いつくまま気の向くままに書いているブログなので、取り留めの無い内容なのですが、ご興味をお持ちいただいたのなら嬉しい限りです。
今後ともよろしくお願いします。

m(_ _)m

by sonodaya (2010-07-25 21:49) 

COBRIDER

月末月始が週末に重なって、非常に多忙な毎日でした、そんな中でもsonodayaさんのブログだけはちゃんと拝読させていただいていました。
コメントしたい気持ちウズウズしながら、読み逃げばかりしておりましたです。

さて、すっかりお気に入りになった「肖像」シリーズ♪
sonodayaさんの「前フリ」も大好きです^^
今回の「思い出の一族はなんですか?」、加齢いや華麗なる一族しか強い印象に残っておらず・・・・・・スカーレットやローズは正直「華麗なる」に比べたらまだまだ私の中ではインパクト薄くて^^;
(物凄くマニアックなことを書かせてもらうと、親戚とこの牧場の牝系(社台から購入してきたシャダイビショップ一族)が一番印象深いってもんですわ、わはは。)

ダイイチルビー嬢のお話が出ていましたが、本当に本当に品のある馬でしたね。
以前にも書きましたが、ダイタクヘリオス派だった私には、良いライバルでした。
でも、この一族で私が一番好きだったのはカムイオーです♪
当時のマル市最高額落札馬であり、稀代の逃げ馬。
クラシックでは惨敗を重ねますが、そのスピード任せにビュンビュン走る姿が大好きでしたね。
前哨戦では強いのにいざ本番はダメの繰り返しで、目立ったG1勝利は宝塚のみ、引退後もたいした活躍馬を出せず残念でしたが、BMSとして私の思い出の大好きな馬、シンチェスト産のシンカイウンを出した時には思い切り興奮して、エアグルーヴの勝った天皇賞ではしこたま買ったりしましたなぁ・・・・・・

スミマセン、ダノンロゼとは全く関係のない話になってしまいました。

ダノンロゼ、本当、血統的にいずれ園田卒業生としてお帰りになられるのでしょうね^^
それこそ、ローズキングダムの勢いに乗って、この馬にも大活躍してもらいたいものです。

またの「肖像」&sonodaya流懐かしい昔話、楽しみにしています^m^
by COBRIDER (2010-08-04 12:34) 

sonodaya

いつもありがとうございます。

シャダイビショップ・・・・・?
もしかしてエイティグローのお母さんではないかと思って調べたらやはりそうでした。(^^)

種牡馬トニービンがお気に入りだったのでダービーで期待していましたが、アッサリとタヤスツヨシに持っていかれたのを思い出しました。
結果的に短いところがいい馬でダービーは長すぎましたね。
そんなこと、すっかり忘れていました。

身内に生産牧場とは羨ましい限りです。
私んとこは、馬には縁も所縁もない一族ですから(笑)

by sonodaya (2010-08-04 14:39) 

COBRIDER

おおっ!!
グローちゃんを存じてくださっていたとは、さすがsonodayaさん♪
そうなんです、私たちをダービーに連れて行ってくれた唯一の子です。
トニービンの子なのに、母系のノーザンテーストの毛色が出た、栗毛のグッドルッキングホースでした。
でも、うちの牧場の特徴なんですが、距離がねぇ~^^;
(みんな短いところでしか走らん・・・・・・)
地味ながら、重賞でも着拾ったり、オープンでも上位に食い込んだり、人気もそんなになかったので馬券的には美味しい馬でもありました。

思い出していただけて光栄です^^

結婚してからは北海道にも全く行ってません。
毎年、子馬をチェックするのが恒例だったのですが・・・・・・
by COBRIDER (2010-08-04 16:46) 

sonodaya

一族をザックリと調べましたが、タケイチケントウやタケイチイチホースはもちろん存じ上げておりますよ。
ケントウは重賞ウィナーですし、タケイチイチホースは桜花賞まで行きましたもんね。

しかし、シャダイビショップの仔で一番の有名馬は社台F時代に産んだダイナビショップかも知れませんね。
なんせ、あの豊の初勝利馬じゃないですか。

この血統で「肖像」を書けることを楽しみにしております。(^^)

by sonodaya (2010-08-04 18:29) 

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